(VOVWORLD) -ベトナム国会が1979年にIPUに加盟して以降、双方の関係は著しく発展してきました。
15日、バーレーンの首都マナーマで開催されていたIPU=列国議会同盟の第146回総会が5日間の日程を終え、閉幕しました。ベトナム国会のチャン・タイン・マン副議長率いる代表団は同総会の関連活動に参加し、平和共存の推進を再確認しました。
平和な世界のために連携
マン副議長(TTXVN) |
IPUの第146回総会の演説で、マン副議長は、「ベトナムは平和を愛する民族であり、寛容、仁義の伝統を持つ。民族独立のための闘争を経験したベトナムは、平和、安定、友好の価値を重要視しており、ベトナムの平和、発展が地域と世界の平和、繁栄と緊密に結びついていることを十分に認識している。ベトナムは、地域と世界の平和、安定に向けたイニシアチブや、平和的措置による紛争の解決、武力による威嚇又は武力行使の回避、国際法、国連憲章の順守を支持する」と強調しました。
また、マン副議長は、4つの優先課題を挙げました。これらは、戦争の防止、国際関係における不平等の根絶、すべての分野におけるジェンダー、民族、宗教に関する民主主義、平等、および差別の禁止、気候変動などの地球規模への対応に向けた協力強化を目指して、国際法、特に国連憲章を尊重するということです。
ベトナム国会の代表団は、IPUの第146回総会の開幕式と関連会議に参加したほか、IPUの理事長、アンゴラ、韓国、インドネシアなどの代表と個別会見しました。これまでの多国間の議会外交活動へのベトナム国会代表団の貢献について、国会対外委員会のブー・ハイ・ハー主任は次のように明らかにしました。
(テープ)
「多国間の議会外交は国際的試練の解決に貢献しています。ベトナム国会は、常に責任ある一員として、これらの活動に主体的かつ積極的に参加してきました」
国の外交政策の実施に貢献する
マン副議長によりますと、今後も、ベトナム国会は、外交のリーダーとしての役割を担い、包括的かつ近代的な外交の構築に関する党の方針を実行するとしています。
マン副議長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムの国会は各国の議会との関係を深化させます。多国間の議会外交を推進し、多国間、国際組織の協力メカニズムにおけるベトナム国会の役割を発揮する方針です」
議会外交は、党の外交、国の外交、草の根外交という3本柱を結び付ける役割を果たし、ベトナム外交の総合力の発揮に貢献しています。ベトナムがIPUの第146回総会の成功に貢献したことは、地球規模の課題解決に対するベトナムの責任を示すと同時に、国の地位向上に寄与します。