ベトナム国会は第26回APPF総会を成功させた

国会の対外活動は、ベトナムの外交活動の中で重要な対外チャンネルの一つとなっています。党と国家の外交路線、特に、多国間外交活動における主体的な精神で、ベトナム国会は、地域と国際の議員フォーラムに積極的に参加しました。

多国間フォーラムにおける地位向上

2018年に、ベトナム国会は、IPU=列国議会同盟や、IPA＝ASEAN議員会議などの積極的なメンバーであり、APPF=アジア太平洋議会フォーラムの創設者の一員でもあります。また、昨年、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は、スイスで行われた第138回IPU総会、トルコでの第3回ユーラシア議会議長会議など様々な活動に参加しました。

その一方で、ベトナム国会は、第26回APPF総会の開催を成功させました。今会議は、「アジア太平洋地域の議会関係の新ビジョン」に関するハノイ声明を採択しました。これについて、ガン議長は次のように評価しています。

（テープ）

「ハノイ声明は、この25年間の形成と発展後のAPPFの新たなビジョンを確定する重要な意義を持っています。声明は、議会関係の新たなビジョンを確定した他、地域の持続可能な発展と広範な経済連携の強化に向けたAPPFの任務などを提示しました。今後も、APPFは、引き続き議事の内容を刷新し、APECなどの多国間組織と緊密に連携する必要があると思います。」

2018年12月１７日から18日まで、ベトナム国会は、ＩＰＵ及び、ＵＮＤＰ=国連開発計画と協力して、「国会と持続可能な開発目標」をテーマとする会議を開催しました。

二国間関係の強化

2018年に、ベトナム国会は、各国議会の30余りの高級代表団を迎えました。逆に、ベトナム国会の30の代表団も、各国に派遣されました。国会対外委員会のグエン・バン・ザウ委員長は次のように語っています。

（テープ）

「2018年に、ベトナムと各国の議会による代表団の相互訪問は頻繁に行われました。ガン国会議長によるオランダ訪問やトルコ訪問、韓国訪問などは複数の適切な結果を収めました。」

他方、昨年は、ベトナムはロシア下院など幾つかの国と共に、複数の協力合意書に調印しました。ガン議長は次のように語っています。

（テープ）

「ベトナム国会とロシア下院は、協力委員会の設立に関する合意書に調印しました。ベトナム国会が他国の議会と協力メカニズムを設立することは今回が初めてです。このことは、双方の高級指導者間の政治的信頼を示しました。」

現在の段階において、ベトナムは、地域と世界における地位が向上されましたが、国の発展の為の平和で安定した環境の維持という試練に対応しています。そこで、ベトナム国会は、近隣諸国や、ASEAN加盟諸国の議会関係強化を重視する傍ら、戦略的なパートナー、全面的なパートナー、及び従来の国々との関係を深めてゆく必要があります。