(VOVWORLD) -ベトナムの複合企業大手ビングループ傘下の自動車会社ビンファストは、先ごろ、北部港湾都市ハイフォン市で自動車工場の開所式を行いました。
ビンファスト自動車工場の開所式の様子 |
自動車・電動バイク生産のコンプレックスは2017年9月2日に着工されました。
大規模と近代的な自動車会社ビンファストでは、年産能力は第1期が25万台、第2期が50万台、生産速度は毎時38台となります。ビンファーストの製造ラインは、ドイツの大手電機のシーメンスとSAPから提供する数千台のロボットや、スマート生産システムの自動化によるプレス、車体、エンジン製造、塗装、組み立ての主要工場で構成されています。
ビンファストは、欧米や韓国の企業と提携し、デザインも独自に行うビンファストの動向は注目を集めています。
自動車工場が当初の計画よりも3か月早い稼働開始となったことは、世界の自動車産業における新たな奇跡を作り出しました。21ヶ月以内だけでも、工場の建設、生産ラインの設置、稼動を完成させた初の自動車メーカーとなりました。
これに先立ち、ビンファストは、12ヶ月以内に自動バイク生産工場を完成させ、3つのモデルのデザインを成功したという世界記録を突破しました。特に、これらの自動車を本格的に発売して以来、ビンファストは、1万台あまりの注文を受けましたが、去る6月17日に、ビンファストは小型車「ファディル(Fadil)」の引き渡しを開始しました。また、7月末に「Lux SA2.0」と「Lux A2.0」を購入者へ引き渡す予定です。
ビンファスト自動車工場の開所式は、1企業の出来事ではなく、ベトナム自動車産業の歴史的な転換点となり、ベトナム自動車産業が国産ブランド車メーカーを擁したという新たな節目を作り出しました。
ビンファストの筋によりますと、同社は、新たに四輪車と電動バイクで12モデルのデザインを急いでおり、年内もしくは2020年の販売を計画しているということです。