ベトナム観光部門の発展を図る


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ベトナムの有名な避暑地サパ

この数年間、ベトナム観光部門は著しく発展しており、多くの重要な成果を収めてきました。しかし、現在の潜在力に比べ、同部門は、国の発展事業に大きく寄与できる主要産業にするため、自らのメリットを十分に活していないと指摘されています。

最近、ベトナム共産党政治局は、観光発展を主要産業にするという目標を盛り込んだ決議8号を公布しました。この決議は、ベトナム観光部門の持続可能な発展を図ると期待されています。

これに基づき、ベトナム観光部門を一歩ずつ専業化させ、観光施設を近代化される他、民族色豊かな文化を持ちながら地域内諸国と競争できる多様化と高品質の観光土産を作れるという目標が挙げられています。

 2020年までに、観光収入を300億ドルにする目標

ベトナムは、2020年までの具体的な目標としては、外国人観光客延べ1700万~2000万人、国内観光客延べ8200万人を誘致し、GDPに占める割合は10%を超えること。また、観光収入は350億ドル、国際観光による輸出収入は200億ドルに達し、直接雇用160万人を含む400万人の雇用創出を行うということです。ベトナム観光総局のグェン・バン・トアン局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「決議8号は、観光部門の発展にとって重要な意義を持つ文書の一つです。これは、ベトナム観光部門の発展事業の中に特別な節目となっています。というのは、ベトナム共産党政治局が観光部門に対し決議を出すのは今回が初めてということからです。この決議は、観光部門を主要産業にするプロセスにおける観光部門の新たな発展段階を作り出す決意を示しています。」

政策の現実化

2015年の世界観光競争力ランキングでは、ベトナムは、141の国の地域のうち、観光資源の豊かさについて、24位になっている結果から、豊富な観光資源であると評価されましたが、旅行・観光競争力 については、75位になっています。そこで、政治局の観光発展に関するの主張は観光部門にとって大きな弾みであると見なされています。

観光総局のグェン・バン・トアン局長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「最も画期的な主張は、観光業を総合的サービス産業として発展させるということです。そこで、観光発展は政治体制全体、各レベルの部門、社会全体の任務となっています。その中で、企業共同体と国民の役割は極めて重要です。重要な問題は、それらの主張や政策を現実化にする必要があります。そこで、関連各機関は自分の責任を立派に果たすべきです。」

来る4月に文化スポーツ観光省は観光発展に関する政府の行動計画案を完成させます。この計画は、観光発展に関する社会全の認識向上を目指すため、宣伝活動を促すことが狙いです。

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