これまで、ベトナム政府は予防対策の実施に際し、国内外の企業、組織、及びベトナム人から多大な支援を受けてきました。

コンセンサス

政府の予防対策を支援するため、ベトナム仏教協会中央委員会はおよそ13万ドル相当の5ヶ所の陰圧閉鎖療法の治療室を提供しました。これらの治療室は首都ハノイ、ホーチミン市、クアンニン省、フート省、バクニン省の病院に設置されます。ベトナム仏教協会中央委員会の副会長兼事務局長であるティック・ドク・ティエン上座は「仏教徒らは政府、ベトナム祖国戦線中央委員会の呼びかけに応え、新型コロナウイルス感染症の予防対策に積極的に参加している」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「今後も、我々はベトナム祖国戦線中央委員会や各地方の仏教会管理委員会と力を合わせ、疫病の制圧に取り組みます。また、仏教の修行者と信者に対し、保健省の要求と勧告に従うよう呼びかけます。」

他方、政府の呼びかけに応え、ベトナムの乳業大手THミルクは全国の医師や隔離措置を適用されている人々に百万杯のミルクを提供する一方、バイクメーカーのホンダベトナムは43万ドル相当の寄付金を寄せ、ベトフオン化粧品生産企業は10万本のアルコール手指消毒ボトルを提供しました。THミルクの代表は次のように語りました。

（テープ）

「自発的精神で支援を行ないます。一方で政府、コミュニティと力を合わせ、予防対策にあたる責任をよく認識しなければなりません。」

一方、ベトフオン化粧品生産企業の代表は次のように話しました。

（テープ）

「コミュニティと一緒に疫病の撲滅に尽力していきたいと思います。これにより、ベトナム経済が安定的に発展し、我が社をはじめ、企業各社は国の発展にさらに貢献できるでしょう。」

貴重な原動力

各組織、企業、個人の貢献は物的なものだけでなく、精神的にも大きな意義があります。これまでの支援金は1200万ドルを超えましたが、今後も、この数字は増える見込みです。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のチュオン・ティ・ゴック・アイン副議長は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは保健省を常設機関とする新型コロナウイルス感染症予防対策指導委員会と連携し、各企業や支援者の寄付金の管理にあたります。首相の指示に従って、この寄付金を適切に使用すると確約します。」

新型コロナウイルス感染症への対応に取り組んでいる全国民の努力とコンセンサスはベトナム民族の団結心を示すものです。感染症対応への国民の取り組みと政府の適切な対応策は安全、団結、仁愛の国家としてのベトナムのイメージアップに貢献するでしょう。