新型コロナウイルス感染症が広がっていることにより、この日々に、中部クアンナム省にあるホイアン旧市街にはひとけが少ないですが、数百人の外国人観光客がここに泊まっています。ホイアンの行政当局はこれらの観光客の需要に応えるため取り組んでいます。

3月半ばにホイアン旧市街を旅行に行っていたフランス人であるアナさんの家族3人はベトナムとフランスとの航空便が休止しているため帰国できなくなっています。この数週間、アナさんの家族はシーラビエ ホイアン リゾート地に宿泊しています。

このリゾート地はホイアン旧市街からおよそ4キロに離れており、アンバンという美しいビーチのそばにあります。現在、アナさんの家族はイギリス人とスイス人の観光客4人と共に、このリゾート地に泊まっています。彼らは約束したわけでもなく、偶然出会い、互いのよい友だちになっています。

アナさんの主人は元々シェフであることから、調理の任務を担い、他の人々は食品を買いに行きます。これらの観光客はリゾート地のキッチンで自分で調理しています。アナさんは「周辺にある全てのレストランが営業を休んで、最初はちょっと心配したが、今は、大丈夫。リゾート地の冷蔵庫には多くの食品が備蓄される。新鮮な食品を買いたい時、近くの市場に行けるから」と明らかにし、次のように語りました。

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「ここに泊まっているので、楽しいしし、安心です。私達は現在、ビザの延長の手続きをしています。フランスで新型コロナウイルスが蔓延していることを心配していますが、ここにいられるのは幸いだと思います。本当に、特別な休日です。地元の人々は私達に温かいもてなしをしてくれています」

このリゾート地の責任者ファム・テイ・ハイ・グェンさんによりますと、新型コロナウイルスの感染が拡大している中で、ここに泊まっているすべての外国人観光客によいサービスを提供するのは重要な意義がある」と明らかにし、次のように語りました。

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「これらの観光客は3,4週間前にホイアン旧市街にある多くのホテルに泊まっていましたが、現在、これらのホテルの営業が休止せざるを得なくなったため、私達はこれらの観光客を受け入れる責任があると思います。ホイアン市は観光により発展していますから、観光客によい印象を与えなければ、観光客は戻ってこないでしょう」

集計によりますと、3月末現在、ホイアン旧市街を含め、クアンナム省に滞在している外国人は1600人にのぼっています。その中の900人が観光客で、新型コロナウイルスの感染拡大のため、現時点で、帰国できなくなりました。

クアンナム省文化スポーツ観光局のグェン・タイン・ホン局長は「クアンナム省の行政府は現在、クアンナム省に宿泊している外国人観光客に対し、移動しないで、泊まっているホテルに引き続き泊まってください」と指示しました。

ホイアン市の行政府は強制隔離の対象となる外国人観光客に対して、高級ホテルやリゾート地を配置しています。多くの外国人観光客は隔離を終えて、帰国してから、ホイアン市の行政府と住民に感謝の手紙を送りました。