生前、ホーチミン主席は、「自ら手本を示すのは、先ず、小さな仕事から大きい仕事まで常に手本としての役割を果たさなければならない。特に、幹部、党員は、いつも、私的な仕事より公の仕事を大切にし、祖国、国民、党の利益のために個人の利益を犠牲にしなければならない。」と言いました。

生きたお手本

ホーチミン主席は、革命事業において、自分の利益を犠牲にして、国民と国家の為に貢献し、常に生きたお手本としての役割を果たしていました。ホーチミン研究院のチャン・ミン・チョオン院長は次のように明らかにしました。

(テープ)

「かつての戦争時代に、ベトナムの幹部、党員は、ベトナム革命の優れた指導者であるホーチミン主席をお手本にして、模範となる幹部になりました。これらの幹部、党員は、常に言行一致を心がけることから、国民から信頼されてきました。それは、ベトナム人民軍が救国闘争において勝利を勝ち取った原動力となりました。」

ベトナムの如何なる時期においても、ホーチミン主席の思想、道徳、人格の価値は、厳粛に活用されました。

現在の段階におけるホーチミン主席の道徳を上昇

ホーチミン国家政治学院・文化発展所のチャン・バン・ビン元所長は、「ホーチミン主席の道徳を見習うための精神的な力は、今日の国の建設発展事業にとって大きな価値を持っている」と明らかにし、次のように述べています。

(テープ)

「どこにおいても、リーダーの役割は極めて重要です。家庭内から社会に至るまで、最高指導者がお手本を示したら、家族全員、または、社会の人々から信頼されます。私は、リーダーの説得力が極めて重要だと言いたいのです。」

一方、高級専門家のホアン・チ・バオ博士は、「ホーチミン主席の道徳を見習う｣運動を効果的に実現する為には、それぞれの指導者、幹部、党員は、言行一致を心がけ、常に、心身練磨と自己評価などをしなければならない」と述べ、次のように語りました。

(テープ)

「党員らは、自分の周りにある質素ながらも高貴な手本を真似て、心身練磨をしなければなりません。それぞれの党員、幹部は、常時に道徳面の心身練磨を自発的にする必要があります。」

他方、国会の青少年児童文化教育委員会のグエン・ビエット・チュック元副委員長は「それぞれの幹部、党員は、心身練磨をしながら、自尊心を高めなければならない。不正、腐敗に手を染めた幹部、党員は法律に沿って処分される必要がある。」と強調し、次のように述べました。

(テープ) 

「お手本としての役割を果たすことは、党の清潔さにつながる措置の一つです。特に、ベトナムが法治国家の構築を進めている中で、法律に違反した全ての人は、法律で処罰されるべきです。」

それぞれの幹部、党員の考え方、やり方がホーチミン主席の思想、道徳を貫くならば、「ホーチミン主席の思想、道徳、人格の見習いの促進」に関する政治局の第5号指示を党の粛正と建設と結びつけて実現することは、実質的な結果を収めるはずです。