ホーチミン思想に沿った幹部育成

(VOVWORLD) -先ごろ、 ベトナム共産党中央委員会の第7回総会は、才能と道徳を兼ね備えた各レベル幹部の育成に関する決議を出しました。この決議は、幹部育成に関するホーチミン思想を継承したものであると評価されています。

生前、ホーチミン主席は常に「幹部こそはあらゆる物事の根本である」、「革命事業を勝利させるには、根本が大事である。」と繰り返しました。また、「成功と失敗は幹部の能力と道徳により左右されることから才能と道徳を兼ね備え、革命の任務を全うできる幹部の採用、育成、教育、管理に力を入れなければならない」としました。そのため、それぞれの革命段階において、ホーチミン主席は、全ての幹部の能力を効果的に活用していました。従って、誰も自分自身が社会の役に立てる可能性を持つということを認識しました。

幹部育成を重視

報道宣伝学院・ホーチミン思想学科元科長のグェン・コック・バオ博士によりますと、幹部育成に関する党の文書、特に第7回党総会決議は、ホーチミン思想を継承しており、能力と道徳を兼ね備えた幹部、特に若い幹部の育成を重視しているものとなっています。バオ博士は次のように語っています。

「生前、ホーチミン主席は『党員は、自分の目標、理想を絶対切り離してはならない。』と言いました。かつての激しい民族解放闘争において、党員たちは、常に牽引役を果たしていました。というのは、彼らは、民族の独立自由を勝ちとるという事業の為にすべてを犠牲にする用意があるという明瞭な理想を抱いていたからです。そのお陰で、ベトナム共産党は国民を指導して、革命事業に多くの勝利を収めました。」

第7回党総会決議の中で、幹部に関わる多くの基準が明確に示されています。それらは、幹部スタッフ、特に次世代幹部は、品質・能力・威信を十分に備え、新たな時期の要求、任務に応えなければならないこと。党は、幹部が革命の成敗を左右する要素である、また、幹部の育成が党と政治体制建設の重要な事項であることを見なさなければらないこと。幹部、特にハイレベル幹部の育成は、党の最重要な任務であり、常時の仕事でもあるということです。

幹部育成にホーチミン思想を活用

ホーチミン国家政治学院・党建設院院長のグェン・ミン・トアン博士は「幹部育成に関するホーチミン思想は、今日のベトナム共産党のハイレベル幹部育成の方向性を決定する。今回のようにハイレベル幹部育成の方向は、明確で率直に規定されることはかつてなかった。これは、幹部育成にホーチミン思想を活用した結果だ。」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「幹部育成に関するホーチミン思想を見習うことは、党の指導を順守するという意義です。党の路線や主張を順守することは、ホーチミン思想を貫徹することでもあります。党の路線を深く理解するためには、ホーチミン思想を研究し続ける必要があります。」

一方、ベトナム共産党理論誌タプチ・コンサン(TapChiCongSan)元編集長のブ・バン・フック博士は次のような見解を述べています。

(テープ)

「重要なのは、それぞれの幹部、党員、指導者は自分自身で心身練磨をし、お金や社会の裏側の迷いを断ち切るための抵抗力を持たなければなりません。そうしないと、その幹部は高級指導者に値えません。」

この間、ベトナム共産党は幹部育成にホーチミン思想を活用した上で、幹部の育成を断固として実現しています。

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