党建設・綱紀粛正を促進

先頃、開催されていた第12期ベトナム共産党中央委員会第4回総会で一部の幹部、党員の政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退などの問題が率直に評価されたことは国内世論から高評を得ました。人民各層は清廉、強靭な党建設に向け、党員一人一人は党建設に関する決議を厳格に実施しなければならないとしています。

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また、一部の幹部、党員の政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退の原因を究明する必要があるとの意見が相次ぎました。これらの原因を突き止め、排除しない限り、効果的な党建設は進められないとしています。

党建設を断固として進める

第4回党中央委員会総会は党建設・綱紀粛正に関する第11期党中央委員会第4回総会決議の実施に関する経験を引き出した上で、党内の汚職事件や不祥事との闘いを強化し、党に対する国民の信頼を高めるため、行なわれたものです。国会事務局元副局長のチャン・ゴック・ドゥオン教授は次のような見方を述べました。

(テープ)

「国民は党の指導に信頼を置いています。党建設や不祥事との戦いを断固として進めなければなりません。党が出した決議は全国民の支持を得ています。第4回総会後、党建設事業が新たな段階に押し上げられるよう望んでいます。」

一方、西南部指導委員会元副委員長のブイ・クアン・フイ氏は党建設・綱紀粛正は党の健全化を左右する死活問題となっているとの見解に賛同を示し、次のように語りました。

(テープ)

「今回の党中央委員会総会の結果を喜んでいます。党書記長が発表した通り、総会の目的は中央から地方に至るまでの党組織の綱紀粛正や健全化にあります。また、政治的思想、道徳、ライフスタイルの衰退に歯止めをかけることも狙いです。」

他方、国民、党員の間に第12期党中央委員会第4回総会決議をより精力的に実施する必要があるとの意見が出されました。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のファム・スアン・ハン委員は次のような意見を強調しています。

(テープ)

第4回党中央委員会は党建設・綱紀粛正をより効果的に実施するため、解決策を緻密に討議しました。また、汚職防止対策中央指導委員会は具体的な措置をとり、国民の信頼を高める必要があります。断固たる行動を取らなければ、今回の総会決議は効果を収められないでしょう。」

党員から党建設を始める

国会の文化・青少年児童教育委員会元委員長のグエン・ベト・チュック博士は党内の政治的思想、道徳の衰退の兆しを分析した際、「党の綱紀粛正を党の清廉さの維持や効果的な活動の促進、国民の信頼の獲得から始める必要がある。党員は常に心身練磨をしていないと道徳やライフスタイルの衰退に陥る」と強調しました。チュック氏は次のように語りました。

(テープ)

「総会決議に従って、党員は困難に立ち向かう必要があります。党員は指導的な役割を全うしない限り、衰退そのものとなります。現時点でこれは最も深刻な問題となっています。」

一方、海軍の元参謀副総長のチン・カク・トゥエット大佐は次のような見解を述べました。

(テープ)

「各レベルの指導者は手本になるべきです。また、ホーチミン主席の言葉に従って、言行一致を守る必要があります。これは党員の資格をつくるための要素となっています。」

国民は党に信頼を置き、党の指導に従って行動するかどうかはそれぞれの党員の役割によるところが大きいとみられます。というのは党員が任務を完遂すると党組織を健全化するからです。

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