19日午前、政府事務局は募金運動を行い、フック首相や、副首相らをはじめ、同局の幹部・職員全員が参加しました。席上、マイ・ティエン・ズン長官は、「中部各省が受けている深刻な人的物的被害と比べ、今回集まった義援金は少額であるが、その被害克服に少しでも貢献したい」との考えを示しました。また、政府事務局の幹部・職員に対し、今後も、「相互支援」という先進性を発揮させていくよう呼びかけました。

グエン・テ・キ総裁

同日、当放送局も募金運動を行いました。VOVの幹部・職員全員は少なくとも1日分の給料を寄付しました。VOVのグエン・テ・キ総裁は次のように話しています。

 （テープ）

「被災地住民を支援することは、我々の気持ちや、関心、責任感を示します。被災地住民が一日も早く困難を乗り越え、安定した生活同を取り戻すよう望んでいます。」

（写真提供：VOV）

これに先立ち、18日、VOVのブ・ハイ・クアン副総裁は、VOVを代表して、深刻な被害を受けているトゥアティエンフエ省や、クアンチ省の祖国戦線委員会にそれぞれ2億ドン（100万円）の義援金を手渡しました。これに対し、トゥアティエンフエ省の祖国戦線委員会の代表は次のように話しています。

（テープ）

「トゥアティエンフエ省の指導部や、住民を代表して、VOVの幹部・職員の時にかなった適切な支援に感謝いたします。これは私たちが困難を乗り越えるために鼓舞する意義深い支援です。」 

一方、各機関、企業も様々な活動や、プログラムを進めています。航空会社「Bamboo Airways」は、10月19日から31日に無料で被災地に救援物資を輸送すると明らかにしました。また、ベトナム郵便総公社「Vietnam Post」も同じ措置をとっています。各機関、団体だけでなく、芸術家らをはじめ多くの個人も積極的に支援活動に参加しています。したがって、数億円相当の救援物資や、義援金が集められてきました。

現在、中部各省では、自然災害の状況が複雑に推移しています。こうした中、今後も、その支援活動が積極的に行われていく見通しです。