第12回ベトナム共産党全国代表大会の準備作業として、現時点まで、63の市と省のうちの50の地方が党委員会大会を行いました。多くの地方の党委員会は若手幹部と女性幹部の数が前期と比べ、はるかに増えています。また、党建設作業と、各地方の経済発展も重要視されています。これは党の健全化と能力向上にとって重要な意義を持つものと見られています。
タインホア省党委員会新執行委員会も若手幹部と女性幹部の割合が高い
各地方の党委員会大会は揃って、経済発展と党建設事業を最重要な任務として位置づけています。それぞれの地方は地元のメリットを生かして、農業や、観光などの発展を優先課題として選んでいます。
党建設作業に関して、「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動の促進を重要な任務としてみなしています。
党建設事業
実際、各地方は党建設事業を重視しており、第11期党中央委員会第4回総会の決議と党政治局の3号指示を徹底的に実施しています。これに関し、北部ハーナム省のマイ・ティエン・ズン党委員会委員長は次のような見方を示しています。
(テープ)
「党建設事業は中核的な任務です。中でも、党中央委員会第4回総会の決議や、政治局の3号指示はその方針となっています。また、人事問題や、各機関の首長に関する問題も重要です。特に、若手幹部の育成を優先課題とみなしています。」
この数年間、党建設事業は全国各地と、機関、企業で積極的に展開され、多くの成果を収めてきました。これは国民の願望に応えるものとも見られています。
若手幹部と女性幹部の増加
一方、人事問題も重要視され、女性幹部と若手幹部の増加は将来の発展のための措置と見られています。各地方の党委員会は、若手幹部と女性幹部の割合が10%ないし15%に達しています。特に、北部山岳地帯カオバン省はその割合が20%に上っています。これに関し、カオバン省選出のラー・ゴック・トアン議員は次のように語りました。
(テープ)
「カオバン省は多くの困難に直面していますが、人事問題は大きな関心事とみられています。若手幹部と女性幹部の割合が20%に達することはその証です。これは、幹部育成事業による結果といえます。」
特に、今回は、2人の40歳以下の幹部が党委員会委員長に選出されました。若い幹部問題に関し、ホーチミン市党委員会のグエン・ティ・クエット・タム副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「若手幹部の育成は科学的に行われています。人事企画や、育成計画などを詳しく立案し、行います。これにより、若手幹部は自分の能力を高め、心身を練磨することができます。ホーチミン市の若い幹部は良く育成されているといえます。」
今後も、各地方の党委員会大会が引き続き行われますが、その共通点は党建設事業や、若手幹部と女性幹部の割合の増加などを重要視するということです。