ベトナムでは、近年国民の健康保護は多くの成果を収めています。国民の健康保護に関する法律が整備されつつあり、医療システムも充実されています。これにより、ベトナム人の平均寿命は高くなっており、ベトナムは、国連のミレニアム目標開発の実現において見るべきの手本であると評されています。

しかし、工業化や都市化の反面、そして、高齢化や気候変動などは国民の健康保護事業に多くの試練をもたらしています。そのため、ベトナムの党と国家は、国民の健康保護を国の防衛・建設事業の戦略的かつ重要な任務と見なし、国民の健康保護にさらなる力を入れてゆく方針です。2018年9月に、政府は、ベトナム人の健康や体力、寿命の向上を目指す「ベトナム健康」というプログラムを承認しました。

先ごろ、このプログラムを発動する式典で、グエン・スアン・フック首相は、まず、国民の健康保護に対する社会全体の認識を向上させる必要があると述べ、次のように語りました。

（テープ）

「私は国民一人一人に対し、健康によいライフスタイルを心掛け、自分はもちろん、家族と社会の人々の健康増進を図るよう訴えたいと思います。定期的な健康診断、お医者さんの健康指導の順守、栄養バランスの良い食事の接種、体育スポーツの運動などはとても重要です。これもホーチミン主席の教えでもあります。ホーチミン主席は、「体育スポーツの練習、健康増進は愛国者の任務である。男女や年齢を問わず、簡単にやれることである」とおっしゃいました。」

全国規模で展開されている「ベトナム健康」というプログラムは、ベトナム人の健康保護と体力向上に必要な環境づくりを目指し、ベトナム人の体力を一段と向上させることに役立つと期待されています。