この数日、ベトナム全国各地で、「ジャーナリストの日」90周年を記念する様々な活動が行われています。これは、全国民がジャーナリストや、報道機関の役割を高く評価することを示すものと見られています。実際、この数年間、ベトナム報道界は多くの成果を収め、国の建設防衛事業に大きく貢献してきました。
VJA=ベトナムジャーナリスト協会のロゴマーク
この十年間、ベトナム報道界は、人材や、マスメディアの数、技術、財政能力などの面で大きく発展してきました。各省庁や、地方、部門、宗教、団体は自らの機関紙を持っています。
国民の権利を擁護する報道界
現在、ベトナムには、849の新聞社、67の放送局、98の電子新聞があります。また、1万7000人のジャーナリストが活躍しています。ベトナムの各報道機関は社会の全面的な生活に関する情報を迅速に提供するだけでなく、国民の正当な権利を擁護する機関とも見られています。
マスメディアを通じて、全国民は自らの意見や、願望を伝えることができます。ベトナム報道界は国民の情報権や、言論自由権の確保に大きく寄与していると評価されています。
自由に発展している報道界
ベトナムがドイモイ刷新事業を開始させてから、党と政府は、情報の公開性、透明性を重要視し、各報道機関の発展に有利な条件を作り出しています。近年、首相をはじめ、閣僚らによる質疑応答がラジオ放送とテレビ放送で頻繁に生中継されています。また、国会や、国会常務委員会の各会議の様子も生中継されています。
特に、第11期党中央委員会第4回総会の決議したがって、閣僚らは定期的にテレビに出演し、国民が関心を寄せる問題について説明します。さらに、情報の公開性、透明性を高めることへ向け、政府は、各省庁、機関、地方行政の報道機関への情報提供に関する規定を発布しました。したがって、政府事務局は、月に一回、各報道機関に、政府や、各省庁の活動に関する情報を提供しています。
特に、「社会批評や、社会問題に関する議論・提言」という報道機関の役割が日増しに高まり、民主制の確保や、汚職防止対策、官僚主義防止対策、社会悪対策などに大きく寄与しています。
今後も、ベトナム報道界は、90年間の経験を発揮し、さらに発展し、引き続き国の建設防衛事業に寄与していくでしょう。