国の功労者支援活動の効果向上

(VOVWORLD) - ホーチミン主席が毎年の7月27日を「傷病軍人・戦没者の日」に定めてからこの72年間、国の功労者支援は党と国家の優先課題とみられています。これは、「水を飲むとき、その井戸を掘った人の恩を思う」というベトナムの良き伝統を示すとともに、社会の安全保障と持続可能な発展にも貢献しています。
国の功労者支援活動の効果向上 - ảnh 1   全社会の関心事となった功労者保護・支援

傷病兵や、戦没者遺族へのプレゼントとチャリティハウスの寄贈などの支援活動を進めながら、政府は功労者への優遇政策・法律の完備に力を入れています。

国の一貫した政策

功労者に対する優遇政策・法律は経済的・社会的・政治的・文化的意義があると評されています。労働傷病軍人社会事業省によりますと、現在、国の功労者数は900万人を超え、その中で、120万人の戦没者、80万人の傷病兵、12万7000人の「英雄」称号を持つ母親がいます。

この10年間、功労者に関する100件の政令が発行され、功労者に対する優遇政策・法律の完備に寄与してきました。現在、労働傷病軍人社会事業省は功労者に関する法令の改正・補充を進めており、対象範囲の拡大や、功労者支援活動へのさらなる資金調達などを図っているとしています。功労者局のダオ・ゴック・ロイ局長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「改正・補充の内容を政府と労働傷病軍人社会事業省のウエブサイトに掲載しており、国民の意見を集約しています。その中で、多くの新しい点があります。また、今年、政府は功労者への手当の上方調整と住宅面で困難に直面している功労者の支援に関する政令を出しました。」

功労者の利益確保

労働傷病軍人社会事業省は、今後も、功労者支援を強化していく方針を打ち出しています。したがって、同省は各地方行政府と連携して、功労者支援活動を促進しています。この3年間、功労者に関する6000件のファイルが点検され、その中で、新たに2000人の戦没者と2600人の傷病兵が認められてきました。先ほどのダオ・ゴック・ロイ功労者局長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「労働傷病軍人社会事業大臣の指示を受け、我々は功労者に関するファイルの点検を進めていきます。また、わが局の各作業部会は各地方の当局と緊密に連携しており、功労者に関する情報収集・分析を行っています。」

功労者に対する優遇政策は重要なものとみられています。労働傷病軍人社会事業省は、2020年をめどに功労者の生活水準を全社会の平均水準以上にするという目標達成を目指し、努力しています。その努力は先人に対する今日のベトナム人の気持ちを示すものとされています。

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