(VOVWORLD) -2日半にわたり、副首相3名、閣僚15名、最高人民裁判所長官、最高人民検察院長官、政府査察長官が質疑応答に臨みました。
既にお伝えしましたように、ハノイで開催中の第14期国会第10回会議では、先日、政府閣僚による質疑応答が終わりました。世論と国会議員らは、今回の質疑応答が民主的かつ率直な雰囲気で行われ、国会議員、有権者の関心事を明確にしたと高く評価しました。
2日半にわたり、副首相3名、閣僚15名、最高人民裁判所長官、最高人民検察院長官、政府査察長官が質疑応答に臨みました。
刷新、民主的精神の発揮
今回の質疑応答では、国会議員らは、政府機関や司法機関に対し、差し迫った問題や具体的な問題などに関する質問を下しました。中部クアンビン省選出のグエン・ゴック・フォン国会議員は次のように評価しています。
(テープ)
「今回の質疑応答には、全ての大臣、政府の代表が参加しました。また、前回の質疑応答で下されたものの、現在まで完全に解決されなった問題は今回にも再び取り上げられました。」
一方、中部カインホア省選出のド・ゴック・ティン議員は次のような意見を述べています。
(テープ)
「政府閣僚による質疑応答は、民主的で、かつ、明白に行われたと思います。例えば、司法大臣は、法律の制定に関わる有利な点と困難な問題、そしてその解決策などを明確に示したということです。」
国会議員の責任感を高める
今回の質疑応答では、質問は1分以内で、回答は、最大3分以内で答えると規定されました。こうした方法は、回答者に圧力となりますが、国会議員の責任を示すことになります。
北部ハイフォン市選出のブイ・タン・トウン議員は次のように明らかにしました。
(テープ)
「質問者と回答者は、良く準備することで、国会議員と有権者に対する自らの責任を示しました。殆どの質問に対する答えは、明確で、かつ、十分に示され、成果を明らかにすると共に、問題点を率直に取り上げた上で、責任を認め、解決策を打ち出しました。その他、国会議員と有権者が注目している内容は、首尾よく解明されました。」
他方、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は質疑応答を総括した際、次のように語りました。
(テープ)
「質疑応答は良好であり成功しました。その内容の共通精神は民主的、かつ、率直で、責任感を持って、建設的に行われたということです。質疑応答の結果は、政府、各省庁、及び、国会議員の責任を示しており、新たな原動力と活気を作り出します。」
政府閣僚への質疑は、経済社会分野を巡る政府の指導への国会の監視活動の一つです。質疑応答が効果的に行われることは、収めた成果と問題点を明確にしており、国の確実な発展に貢献するとされています。