国会会議の様子

今回、農業農村開発省、文化スポーツ観光省、保健省、計画投資省の大臣が質疑応答に参加したほか、チン・ディン・ズン、ブ・ドク・ダム、ブオン・ディン・フエの各副首相、及び商工省、交通運輸省の大臣、民族委員会委員長、ベトナム社会保険会社総裁がさらに関連問題を明確にした他、国会議員からの質問に直接答弁しました。さらに、チュオン・ホア・ビン副首相は、政府の責任に関し、国会に報告したほか、質疑に答弁しました。

率直かつ簡潔で端的な質疑応答

今回の質疑応答は民主的な雰囲気の中で行われ、のべ196人の国会議員が質問を出しました。質疑の内容は、現在の状況を反映していたので、国会議員は「率直かつ簡潔で端的な精神」を活かしたと評価されています。南部ドンナイ省選出のズオン・チュン・コック議員は次のように評価しています。

(テープ)

「今回は、第14期国会第3回会議、及び国会議員の第2回質疑応答です。第14期国会の議員総数の3分の2は新しい議員ですが、質問をした議員の数は多かったです。私自身でさえも質問を登録したんですが、なかなか順番が来なかったですよ。これも喜ばしいことですね。」

質疑応答を通して、国会議員は国民と有権者に対する高い責任感を示す一方、閣僚らは効果的な解決策を出したということです。3日間の質疑応答中に、58人の議員が応答内容を明確にする為の討論会に参加しました。これは、新たな点です。中部高原地帯テイグェン地方選出のグェン・バン・ヒエン議員は次のように語っています。

(テープ)

「国会議員らが、政府、各省庁の代表と共に討論したことは、経済の管理と指導能力向上の為に、より効果的な解決策を見い出す目的です。」

責任ある態度

ガン議長

グエン・ティ・キム・ガン国会議長は質疑応答を総括し、次のように語りました。

(テープ)

「国会は、質疑応答に参加した政府閣僚の厳粛な態度、責任感を認めています。ベトナム新政府が誕生して1年そこそこで、また、国内の状況が様々な困難や試練に直面していますが、政府全体、首相、各副首相、各大臣、部門の指導者は、経済の安定と発展、国民生活の改善を目指す為に、全力を尽くして努力し、困難を適宜に解決してきました。」

国会議員による質疑応答は国会の監視活動の一つとなっています。第14期国会第3回会議の質疑応答では、民主主義、実事求是の態度、及び責任のある精神が活用されたことは経済社会発展計画の達成に向けた政府や各省庁の決意の表れです。