(VOVWORLD) -ハノイで開催中の第14期国会第4回会議では、来る16日から18日までの3日間の日程で国会議員による質疑応答が行われます。この質疑応答の様子はラジオとテレビで生中継されます。
国会議員による質疑応答は国会の重要な監視活動となっています。これに基づき、国会議員は全国の有権者を代表して、政府閣僚と国家機関のメンバーらに質疑を行います。これを通して、国会と政府は、有権者と国会議員の関心事を明確にした上で、解決策を適時に講じることになります。
質疑応答の4つの主要問題
今回の質疑応答では、4名の政府閣僚が国会議員の質疑に答える予定です。ディン・ティエン・ズン財政大臣は、関税、税関の管理、公的債務管理の強化措置について答えます。レ・ミン・フン国家銀行総裁は、金融政策運営を巡る問題を明確にします。最高人民裁判所のグェン・ホア・ビン長官は、民事や行政などに関する裁判の質的向上や、裁判部門の幹部、職員の業務能力と責任の向上などについて触れます。そして、チョオン・ミン・トアン情報通信大臣は、行政手続き改革や電子政府作りへの情報技術の応用、報道通信の国家管理などに関する質問に回答することになっています。
国会のグェン・ハイン・フック理事長兼事務長官は次のように明らかにしました。
(テープ)
「私たちは国会議員の意見を集約した上で、24の質疑内容を選びました。それらは、多くの国会議員と有権者の関心事であり、経済・社会に関する差し迫った問題ばかりです。国会は、政府と国会の各委員会に対し、これらの問題の解決状況を監視するよう要請します。」
有権者の願望に応える
ドンナイ省選出のズオン・チュン・コック議員 |
国会会議での質疑応答はオープンでかつ率直な雰囲気をかもし出します。最近、国会は、質疑応答の時間を2日間半から3日に伸ばしています。
また、国会議員は国会会議の場だけでなく、いつでも、政府閣僚に質問をすることもできます。これについて、南部ドンナイ省選出のズオン・チュン・コック議員は次のように明らかにしました。
(テープ)
「私たちは、差し迫った問題についての心配が浮上したら、その解決担当者に文書面で送り、回答をお願いします。そして、それらの担当者から回答を受けます。国会議員による質疑応答は、弱点を発見した上で、克服するという目的です。そこで、質疑応答の場で、取り上げられた問題はどのように解決されたかということの方が必要だと思います。」
国会会議の質疑応答で取り上げられた多くの質問は建設的かつ責任の精神で率直に回答されるようになりました。多くの「公約」が実現化され、全国民の信頼醸成に寄与しています。