第14期国会選挙に関する第1回会議(写真:TTXVN)
ベトナムでは現在、今年5月22日に行われる国会議員を選出する総選挙の準備が進められています。これまで、各レベルの祖国戦線は会議を行い、国会議員の候補者を推薦しています。
先週、ハノイで、ベトナム祖国戦線は第14期国会選挙に関する第1回会議を行い、中央の各機関と組織が推薦する候補者の構造、定員などを協議しました。それに続いて、全国各地方はそれぞれ協商会議を行い、この選挙の候補者を決めました。
候補者の構造と定員に関する規定を遵守する
ベトナム祖国戦線は、この選挙が民主的、かつ、平等に実施されるように選挙の候補者の推薦活動に参加するという責任があります。候補者の推薦は法律が定めた期間内に実施される必要があります。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグェン・バン・ファ( Nguyen Van Pha) 副議長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは各地方に対し、選挙法第8条を遵守しながら、候補者を推薦するよう指導しました。その中で、女性の割合を少なくとも35%、少数民族は18%という規定を守る必要があります。また、選挙法第9条に基づき、各レベルの祖国戦線常務委員会は各レベルの人民評議会と会合を行い、地元に推薦される候補者の構造、定員などを定めます」
これまで、ベトナム祖国戦線中央委員会は第1回会議を行い、国会常務委員会の提案に基づき、中央の各機関と組織が推薦する候補者の構造、定員などについて合意しました。これにより、中央レベルの候補者は198人となります。また、北部クアンニン省、ディンビェン省、南部ティンザン省、中部ダクラック省は第1回協商会議を行い、地元における候補者と立候補者の構造、定員などについて合意しました。クアンニン省の共産党委員会のドゥ・テイ・ホアン( Do Thi Hoang) 副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「国会選挙に関する全国会議が終了した翌日、クァンニン省は会議を行いました。クァンニン省人民評議会、祖国戦線は地元の総人口や経済社会状況などを基礎に、候補者の構造、定員を決めます」
選挙法を遵守しながら、国会選挙の準備を行う
今回の国会選挙が2015年の国会と人民評議会代表選挙法に基づいて実施されます。これにより、各レベルの祖国戦線は国会議員の候補者の過剰数を推薦する必要があります。先ほどのベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグェン・バン・ファ副議長はさらに次のように語りました。
(テープ)
「候補者の推薦は厳しい手順に基づいて実施されることから、祖国戦線だけでなく、他の機関も参加します。祖国戦線は最終決定をするだけです。それぞれの機関や組織は自分が推薦する候補者に関して、自らに責任を負わなければなりません。また、専任国会議員や党員である候補者に関してはそれぞれ別の規定があります」
今年5月に行われる第14期国会選挙は政治面において重要な意義があります。ベトナム祖国戦線は国会議員の名に恥じない貢献をできる候補者の推薦のため全力を尽くしています。