現在、各地方は、様々な形式で選挙の投票日に向けて宣伝活動を推進しています。これは、全国の有権者らが、これらの選挙に対する自らの責任を深く理解すると共に、平野部を始め山間部、僻地、離島に至るまでの各地に住む全ての人々が選挙に関する情報を把握出来るようにすることが狙いです。従って、国会と各レベル人民評議会に才能と道徳を兼ね備えた人物を選出することができます。

宣伝活動の多様

選挙の宣伝作業は、2021年1月から始まりましたが、4月から投票日の2021年5月23日までがピーク時となり、さらに、選挙結果が公表されるまで続けられることになります。国家選挙評議会、各レベル選挙委員会、報道機関、各レベルベトナム祖国戦線委員会、各地方行政府などは、宣伝作業を行っています。

情報技術とSNSソーシャルネットワークが盛んになっている背景の中で、選挙の宣伝活動は、インフォグラフィック、ポスター、バナ、インターネット、SNSソーシャルネットワーク、選挙に関する座談会、コンクールなど様々な形式で実現されています。北部港湾都市ハイフォン市情報通信局のブ・ダイ・タン副局長は次のように評価しています。

（テープ）

「選挙の宣伝活動は、各団体や全ての人々に選挙の情報を適宜に伝えるための重要な役割を果たしています。特に、ウェブサイトを利用することで、人々は、インターネットに接続されたモバイルデバイスを簡単に使用して、いつでもどこでもアクセスして、選挙に関する情報や資料を活用することが出来ますよ。」

一方、少数民族居住地の地方行政府は、宣伝方式を多様化させる傍ら、それぞれの民族の風俗、習慣、言語、文字などに見合った宣伝の内容を注視しています。北部山間部バクカン省パックナム県コリン村文化情報スポーツの幹部であるマ・バン・ヒュウさんは次のように語りました。

（テープ）

「私たちは、地元に住む少数民族たちのために、毎日、テイ族、モン族の言葉、そして、共通語のベトナム語でニュースの原稿を作って、拡声器などで放送します。」

統一性とコンセンサスを得る

第15期国会議員選挙と各レベル人民評議会議員選挙の準備作業は順調に進められています。選挙の宣伝作業が主体的かつ広範に行われることは、人々に選挙の目的、意義、重要性を深く理解させています。北部クアンニン省ハロン市ホアビン村在住のホアン・テエ・ミンさんは次のように語りました。

（テープ）

「選挙の宣伝活動が良好に行われていることが分りました。例えば、有権者との会合で、選挙の宣伝担当者らは選挙の情報を十分に提供してくれました。それに、現地の住民たちは、居住地に設置されている拡声器から放送された選挙の情報を把握することもできます。」

現時点で、人々は、選挙権に関する情報を提供されました。近日中に、第15期国会と各レベル人民評議会の候補者に関する情報が公開されることになります。宣伝活動は、第15期国会議員選挙と各レベル人民評議会議員選挙の成功にとって決定的な要素の一つになることでしょう。