(VOVWORLD) - ガン国会議長は、国会は引き続き活動を改革し、国のさらなる発展に全力を尽くしてゆくと強調しました。
14日、ハノイで、第14期国会第7回会議は約1か月の議事日程を終え、閉幕しました。国会で承認された法案や政策は、国のさらなる発展を促進させてゆくと期待されています。
試練の認識
今国会は、世界経済の成長が低下し、大国間の対立が深まる背景の中で行われ、国が直面している困難と試練を具体的に指摘しました。ホーチミン市選出のチャン・アイン・トゥアン議員は次のように語りました。
(テープ)
「2018年の目標の多くは達成され、2019年初めからの数か月の経済社会の発展はうまく行っているものの、まだ残されている問題もあります。国会議員は、政府の運営をよくするために、これらの問題を率直に指摘しました。」
今国会は、7件の法案と10件の決議案を採択しました。その中で、ILO=国際労働機関の団結権と団体交渉権条約、いわゆる、第98号条約の締約に関する決議案があります。これは、国際社会への参入を進めているベトナムの姿勢を示すものであると評されています。ハノイ市選出のゴ・ズイ・ヒェウ議員は次のように語りました。
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「この条約の締約は、国際社会の積極的な参入を示すとともに、労働者の権利保護を促進させる環境づくりに役立ち、経済社会の発展に貢献してゆくと思います。」
閣僚への質疑応答の質的向上
今国会で、公安大臣、建設大臣、交通運輸大臣、文化スポーツ観光大臣の4人に対する質疑応答が行われました。今回の質疑応答は、民主的かつ率直な雰囲気の中で行われたと評されています。ホーチミン市選出のラム・クアン・ダイ議員は次のように語りました。
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「4人の大臣と各副首相に対する質疑応答は2日間半の議事日程で行われましたが、有権者が関心を寄せいている多くの課題について触れました。閣僚たちは、議員の質問に率直に答えたと思います。」
グエン・ティ・キム・ガン国会議長は、今国会は、討議時間の増加や、質疑応答の質的向上により、国民の声に耳を傾け、国の課題解決を促進するであろうと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「閣僚に対する議員の質問は、国会の役割、責任、監視権を示す一方、政府が国を運営するときの困難と分かち合うものであり、これらの困難の解決を目指す措置を提案するものでもあります。これは、残されている問題を解決し、国民の願望と期待に応えることに役立つと思います。」
このように語ったガン議長はまた、国会は引き続き活動を改革し、国のさらなる発展に全力を尽くしてゆくと強調しました。