(VOVWORLD) - 4月1日の午前零時に、国勢調査2019が始まり、25日間にわたり行なわれます。今回の調査は2021年~2030年期の経済社会発展計画や戦略の作成に必要な情報を収集することが狙いです。
計画投資省・統計総局によりますと、これまで国勢調査は10年ごとに実施されてきましたが、今後は毎年、情報がアップデートされることになります。5回目となる今回の国勢調査は10年前と比べ、規模が大きく上回り、情報収集の方法が改善され、情報技術が適用されます。
また、持続可能な開発目標に関する指標の設定を目指し、必要な情報が収集される予定です。これらの指標は国連との公約に応えるためのものです。特筆すべきことは携帯電話による調査やオンライン調査が初めて導入されるということです。統計総局のグエン・ビック・ラム局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「情報収集に移動設備を利用するのは今回が初めてです。収集した情報を直接に情報処理センターに伝えるので、データ入力の時間が節約、間違いを最小限に抑えることができると思います。また、インターネットによる調査は世界各国の情報収集の動きに合致し、統計総局の監視下に置かれます。さらに、情報技術の適用により、調査結果を早期に公表することができます。」
今後、ベトナムは10年ごとではなく、毎年、情報をアップデートする計画です。これに関し、統計総局のグエン・ビック・ラム局長は次のように語りました。
(テープ)
「情報のアップデートは差し迫った問題であり、10年間を待つことができません。政府は政策の作成に際し、データベースを必要としています。また、政府は公安省、司法省、計画投資省、保健省、建設省に対し、電子政府の構築において、国家データベースをつくった上で、毎年、人口と住宅状況に関する情報をアップデートするよう指示しました。」
2019年の国勢調査には調査員12万人以上が参加し、来る7月に暫定的な集計結果が発表される予定です。