(VOVWORLD) - テトを前にして、国外在住ベトナム人は伝統的な旧正月テトを楽しむため、一時帰国をしています。
写真提供: Gia Han
|
国家、政府の指導者との会合で、国外在住ベトナム人の代表は故郷でテトを楽しむことができます。嬉しい気持ちを表明するとともに、祖国の発展事業に貢献したい意向を示しました。
国外在住ベトナム人コミュニティはますます国の発展事業に大きく貢献する経済的・知識資源となっています。
国の発展に大きく貢献する国外在住ベトナム人
これまで、国外在住ベトナム人は国の建設発展事業に実質的かつ効果的な貢献をしてきました。母国で投資経営活動を行っている国外在住ベトナム人は日増しに増える一方、ベトナムは国外からの送金額を受ける国々の中で世界第10位に立っています。
他方、国外に住んでいるベトナム人専門家や知識人、科学者らは常に国内の研究所、大学、各省庁、地方と協力し、ベトナムの科学技術の発展に知恵を生かしています。これまで、ベトナム人が多く住んでいる国で国外在住ベトナム人知識人クラブが設立され、国内の知識人と緊密に連携しています。一例をあげるにフランスではベトナム科学者と専門家のグローバル組織が設立され、200人あまりのメンバーを擁しています。また、アメリカや日本、オランダ、フィンランド、ドイツ、ポーランドなどでもベトナムの科学技術フォーラムが発足している他、韓国、日本、オーストラリア、欧州などで設立されたベトナムインベンション・イノベーションネットワークはベトナム国内での活動をも推進しています。
新型コロナウイルス感染症との闘いで国外在住ベトナム人は団結精神を発揮し、国内の人々の支援を積極的に行ってきました。2021年に国外在住ベトナム人は国内の新型コロナ対策や新型コロナワクチン基金に800億ドン、約3億9千万円の現金や医療物資を提供しました。また、国外在住ベトナム人の多くはワクチン研究、実験技術移転で協力し、新型コロナ対応にあたるため、帰国しました。また、外国に駐在するベトナムの代表事務所と連携して、ワクチン外交に参加したり、所在国にベトナムへのワクチン、医療物資の供与を働きかけたりしました。
国外在住ベトナム人の貢献についてグエン・スアン・フック国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「祖国から離れている所に住んでいる皆さんが新型コロナにより、直面している困難な状況を理解し、分かち合いたいと思います。皆さんが団結し、疫病に対応しながら、互いに支援し合って、事業活動で成果を収めていることを表彰します。さらに、皆さんは所在国の新型コロナ対策を支援し、ベトナムのイメージアップに貢献してきました。」
党と国家 国外在住ベトナム人に特別な政策
伝統的な旧正月テトにあたり、一時的に帰国している国外在住ベトナムの人々は故郷に対する厚い思いが湧いています。タイ在住ベトナム人の1人は帰国した際、祖国の移り変わりを目にし、「故郷の春」というイベントに参加することができ、嬉しく思うと語りました。一方、国外在住ベトナム人実業家協会のピーターホン副会長兼事務局長は「帰国する度、特別な感じがする」と語り、祖国の発展にさらに貢献したい意向があると表明しました。こうした中、ポーランド在住ベトナム人の1人は次のように話しました。
(テープ)
「一時的に帰国した私のような国外在住ベトナム人は党と国家の指導者から温かいもてなしを受けて光栄に思います。」
国外在住ベトナム人はどこに住んでもどんな仕事に就いていても祖国に貢献したいという共通の願いがあります。彼らはいつも祖国に心を向けて、国の発展事業に力を尽くしています。