(VOVWORLD) -18日午前、ハノイで、第13期ベトナム共産党中央執行委員会の第10回総会が開幕しました。
開会演説にたったトー・ラム党書記長・国家主席は、同総会で討議される戦略的課題を取り上げました。それらは、第13回党大会決議の実現を加速することと第14回党大会を準備することとなっています。これに基づき、会議の参加者らは、具体的な課題や、文書の草案に盛り込まれていないものの評価・総括されるべき実際的な課題、見解、指導的思想、画期的かつ実施可能性が高い方針、政策に関する重要な内容を集中的に議論する必要があるとのことです。
第13回党大会決議の実現を加速
トー・ラム党書記長・国家主席 |
トー・ラム党書記長・国家主席は、「第13回党大会決議を勝利のうちに実現することは、全党、全国民、全軍が設定した2025年の最も重要な目標であり、ベトナム共産党創立100周年、ひいては、ベトナム独立100周年を記念するための戦略的目標の遂行の土台となっている。この目標は、最も強い決意、大きな努力、断固とした行動、最も有効な方策によって実現される必要がある」と強調しました。
トー・ラム党書記長・国家主席は次のように語っています。
(テープ)
「これは、国民、民族の輝かしい歴史、国際友人に対するベトナム共産党の責任であり、ベトナム共産党の指導能力、統治能力、および戦闘力を示す証でもあります。そこで、この目標の達成に向けたあらゆるリソースと方策を活用しなければなりません」
トー・ラム党書記長・国家主席によりますと、2025年の社会経済開発計画案は、主要な目標や、指標、任務、方策を提出し、2024年の社会経済開発計画の実施状況を基にして、2021年~2025年までの5ヵ年社会経済指標の達成可能性を分析しました。政治局がこの計画案を詳しく議論し、包括的に評価し、あらゆる側面を考慮したとのことです。
国が新時代に入る瞬間を示す第14回党大会
第14回党大会の準備作業について、トー・ラム党書記長・国家主席は、同大会に上程される文書、大会の人事、党建設と党規約に関する3つの内容を取り上げました。
第14回党大会に上程される文書について、トー・ラム党書記長・国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「次の任期の戦略的突破口について、体制と開発の突破口に焦点を当てるとともに、幹部人事の刷新、社会経済インフラ整備を行いましょう。戦略的方針と方策について、4つの主要な課題に注力する必要があります。それらは、党、国家、国会の組織、社会政治組織を合理化させること。『地方が決定し、地方が行動し、地方が責任を負う』という方針で、分権、分級を推進すること。中央、政府、国会が体制の完備を推進し、検査、監視を強化すると同時に、行政手続き改革を徹底すること。国のためのモチベーションと献身的精神を発揚し、あらゆる社会資源、国民の資源を呼び起こすこと。デジタルトランスフォーメーション、グリーン転換を推進すると同時に、外部リソース、民族の総合力を活用するということです」
トー・ラム党書記長・国家主席によりますと、第14回党大会の人事の準備作業は、党の方針や路線を成功のうちに実現するのに決定的な意義を持つ重要なことです。トー・ラム党書記長・国家主席は、中央執行委員会が、党、国民、党の輝かしい歴史、および先祖代々の伝統に対する責任感を高め、国家、民族の利益、国民の円満な生活を第一義にして、この作業を良好に行っていくとの確信を表明しました。
党建設と党規約の作業について、トー・ラム党書記長・国家主席は、会議の参加者に対し、既に達成した成果、残した問題点を評定したうえで、第14期党建設に向けた任務、方策を提示するよう求めました。
なお、第13期ベトナム共産党中央執行委員会の第10回総会は9月20日まで開催されます。