国民に奉仕する法治国家の構築

(VOVWORLD) -  先週末、グエン・スアン・フック国家主席は2030年までのベトナム社会主義法治国家の構築・完備戦略、2045年までのビジョンの作成計画に関する2つの会合を主宰しました。
国民に奉仕する法治国家の構築 - ảnh 1写真提供: Thong Nhat

この計画は国の発展事業に戦略的意義があり、経済、文化、社会、環境などの分野における社会進歩を推進し、国民の奉仕を強化することが狙いです。

2030年までのベトナム社会主義法治国家の構築・完備戦略と2045年までのビジョンの作成計画はマルクス・レーニン主義とホーチミン思想を指針として、地域と国際状況に見合うようなアプローチ方法に沿って実施されます。

マルクス・レーニン主義とホーチミン思想を基礎とする

ベトナム社会主義法治国家の構築は1946年憲法に盛り込まれました。この課題は「社会主義への過渡期における国の建設」に関する1991年の綱領と2011年の改正・補充案にも明記されました。また、2013年憲法や経済社会発展戦略はいずれもベトナム社会主義法治国家の構築を取り上げています。特にベトナム共産党第13回全国代表大会決議は党の指導の下、「人民の、人民による、人民のため」のベトナム社会主義法治国家の構築を政治システムの刷新事業の中核に位置づけると強調しています。社会主義法治国家の構築戦略作成指導委員会委員長のグエン・スアン・フック国家主席は次のように語りました。

(テープ)

「国民と国家機関にとって切実な意義があり、『人民の、人民による、人民のため』の真の法治国家の構築を目指しています。法治国家の構築と2045年までのビジョンを成功させ、国民の保護、汚職防止対策、国の規律の確保、国際参入の推進を目指し、必要な突破口を見出すようとの意見が提案されました。また、マルクス・レーニン主義とホーチミン思想を基礎とするという方針を徹底させます。」

地域と国際状況に見合う

ベトナムは国際参入を広範に進めている背景の中で、この計画の実施に際し、ベトナム社会主義法治国家の構築に対する国際参入の影響を評価する必要があるとしています。また、国内の法律システムの充実は国際法に合致し、ベトナムが参加している国際公約の遂行に応え、国家と民族の利益を確保しなければなりません。一方で第4次産業革命に伴い、多くの分野で新たなモデルが現れ、法律の調整を求めることから、この革命の影響を評価する必要があるとしています。グエン・スアン・フック国家主席は次のように語りました。

(テープ)

「この計画は国民に奉仕し、『豊かな国民、強固な国、民主的で公正な文明社会づくり』を目指すものです。この計画の作成で党の主張、憲法、法律を徹底させなければなりません。また、国際的な発展の動きに沿って長期的で科学的なアプローチ方法を導入するとともに、理論と実践の体系的な研究を基礎とする必要があります。」

現在、2030年までのベトナム社会主義法治国家の構築・完備戦略、2045年までのビジョンの作成を推進しており、来年10月に完成される見込みです。

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