(VOVWORLD) -1977年、ベトナムが国連に正式加盟することは国連を含め、国際社会がベトナムの努力を認めるものでした。
ベトナムが主催する国連安保理の討論会 (写真:TTXVN)
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今から42年前の9月20日、ベトナムは国連の正式なメンバーとなりました。この42年間、ベトナムは国連の諸活動に積極的に参加し、国連におけるベトナムの発言力は日増しに増えています。
1977年、ベトナムが国連に正式加盟することは国連を含め、国際社会がベトナムの努力を認めるものでした。
支援を受ける国から国連の活動に主体的に貢献する国になるベトナム
国連に加盟した初期は、戦争を経たばかりで、ベトナムは国連から多くの支援を受けてきました。1980年代の初頭に、社会主義共和国からの支援の他、国連からの支援はベトナムに寄せられた支援のおよそ60%を占めていました。
その後、国連はベトナムのドイモイ(刷新)事業、国の工業化近代化事業、国際社会への参入事業を積極的に支援すると共に政策コンサルティング、技術支援、2国間、多国間プロジェクトを展開しました。これはベトナムの経済社会発展目標の遂行に大きく貢献してきました。ベトナムは支援を受ける国から国連の活動に主体的に貢献する国になっています。
国連駐在ベトナムのゴ・クアン・スアン( Ngo Quang Xuan) 元大使は次のように語りました。
(テープ)
「1995年に、私達は国連の指導活動について考え始めました。同年に行われた第50回国連総会、そして、次の2年に、ベトナムは国連における活動を強化しました。第52回国連総会で、ベトナムは国連経済社会理事会のメンバーとなりました。これは多国間活動におけるベトナムの新たな前進を示しています。これにより、国連におけるベトナムの地位も日増しに向上しています」
この最初の一歩はベトナムと国連との協力関係に重要な前提を作り出しました。その後、ベトナムは国連の活動に多くの成功を収めました。具体的には、2015年を待たずにベトナムは国連の8つのミレニアム目標を遂行することや2008~ 2009年期と 2020 ~2021年期における国連安全保障理事会非常任理事国を務めること、2014 ~2016年期における国連人権理事会のメンバーになることというものです。その他、ベトナムは南スーダンと中央アフリカで国連の平和維持活動に参加しています。
国際社会から高評を得ている。
国連安全保障理事会のメンバー国を始め、国際社会は国連の活動に対するベトナムの大きな貢献を高く評価しています。
ベトナム国連現地コーディネーターであるカマル・マルホトラ氏は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは“一つの国連イニシアティブ”の実現の先頭に立っています。これは今後の活動の原動力になることを希望しています。その他、ベトナムは国連の平和維持活動に積極的に参加しています。これら活動は国際社会の高評を得ています。」
ベトナムは今後も国連の諸活動に引き続き積極的に参加することを主張しています。特に、2020 ~ 2021年期における国連安全保障理事会非常任理事国を務めるベトナムは国連の他の加盟国と協力して、公平、平等、友好という国際関係を強化し、世界各国の正当な権利の確保に貢献することでしょう。