国際場裏におけるベトナム地位向上に寄与してきた報道
(VOVWORLD) -6月21日は「ベトナムジャーナリストの日」であり、93周年記念日です。
ベトナムのジャーナリストは、93年にわたって、常に民族解放・祖国建設防衛事業と共に歩んでおり、ベトナムの外交活動や、平和・安定環境、主権の確実な保護、領土保全に寄与しています。
ベトナム革命思想を宣伝するため、ホーチミン主席は1925年に、「タンニエン」新聞の創刊を決定しました。従って、同年6月21日に発行された「タンニエン」新聞の創刊号は、ベトナム報道の発展道のりを示しました。現在、ベトナムでは、1万8千人がジャーナリストとして認定され、活字新聞、ラジオ、テレビ、電子新聞など900あまりの報道機関に勤めています。
対外情報通信における報道の重要な役割
ベトナムでは、報道機関は外交部門と緊密に連携して、国の海・島への領有権保護における平和・安定な環境の維持に寄与しています。対外報道は、国の国土や人々、発展事業をPRする一方、ベトナムにおける民主主義や人権、宗教、国境などを巡る問題を歪曲した中傷論調と主体的かつ効果的に闘ってきました。その他、ベトナムの重要な外交活動の成功に大きく寄与してきました。
ミン副首相兼外相 |
ファム・ビン・ミン副首相兼外相は次のように語っています。
(テープ)
「対外情報は党と国家の思想や対外向け宣伝活動にとって重要な一部となっています。これまでに、対外情報は、党の主張や路線に従って、対外活動の成功に直接的に寄与し、全国民のコンセンサス作り、総合的力の構築、国際場裏におけるベトナム地位向上に繋がっています。」
任務の遂行に向けた対外情報の刷新
国の急速な発展、地域と世界情勢の迅速な変化は、対外報道に有利な条件をもたらす一方、多くの試練を与えています。有利な条件とは、ドイモイ刷新事業の大きな成果、日増しに高まっている国の地位ということです。特に、科学技術の急速な発展のお陰で、報道機関が、近代的な設備や先進技術を導入し、豊富でかつ多様な新しい情報の配信方法へのアプローチをするようになっています。
他方、試練は、国際情勢が複雑に推移していることはベトナムに消極的な影響を与える恐れがあるということです。こうした背景の中で、対外報道は、引き続き国の建設防衛事業を実現するために、刷新をしなければならないと訴えています。
ミン副首相兼外相はさらに次のように語っています。
(テープ)
「新たな状況における、対外報道に携わるジャーナリストらは、引き続き思考を刷新し、認識の向上させる必要があります。対外環境と情報環境が急速に変化している背景の中で、対外情報は、正確でかつ迅速な情報配信という方針に沿って、アプローチ方法を刷新する必要があります。特に、国の成果や領有権保護などに関する対外情報は外国語で伝えられることも重要です。同時に、第4次産業革命時代の近代的な情報技術の導入を推進するということです。」
国の新たな発展段階において対外報道は、引き続き効果的な情報のチャンネルとして果たしており、国の工業化近代化事業とベトナム地位向上に寄与しています。