多国間協力体制でのベトナムの地位向上 2016年3月7日 | 16:08:30 (写真:TTXVN) 2014年から3年間の予定で、ベトナムは国連人権理事会理事国を務めています。2年間を経て、ベトナムは理事国としての役割と地位を確立し、国際社会の高評を得ています。ベトナムが国連人権理事会理事国を務めるのは初めてのことですが、積極的かつ主体的で責任感のある理事国として、人権擁護面で活躍してきました。 積極的かつ主体的で責任感ある理事国 これまで、ベトナムは数百回にわたり人権に関する会議や討論会に参加し、経済、社会、文化、発展、教育、医療に関する人間の基本的な権利や言論と報道の自由権などの問題に建設的な意見を提出しました。また、人権問題への全面的なアプローチを目指す人権理事会の決議の作成に切実な貢献をしてきました。毎年、ベトナムは人権理事会の年次会議に代表団を派遣し、ベトナムでの人権擁護を促進するメッセージを伝えるとともに、世界の人権問題の解決に対する責任感を示しました。こうした活動を通じて、ベトナムは各国との経験を交換した上で、ベトナムの人権の確保に対する国際社会の支援を得てきました。 さらに、ベトナムはUPR=国連人権理事会の普遍的定期的審査制度を厳格に実施したほか、各国との人権対話を積極的に行なっています。 対話と協力を重視 世界情勢が複雑に推移している背景の中で、国連人権理事会は複雑な問題を解決しなければなりません。ベトナムは理事国として対話と協力を重視し、相互尊重を基礎に人権擁護に向けて力を尽くしています。 この2年間、ベトナムは人権理事会のあらゆる協力体制を活用した上で、理事諸国に対し、対話と協力の強化を呼びかけました。また、人権擁護はそれぞれの国の責任であり、その国民は経済、歴史、文化社会状況に見合うような人権確保措置を決定する権利があります。 国連人権理事会をはじめ、国連の各機関は人権擁護に有利な条件を作り出す必要があるとしています。対話と協力を通じて、ベトナムは発展の権利の確保、暴力と差別、人身売買の防止、女性と少女、及び障がい者の権利確保など発展途上国の関心事の討議に様々な意見を提出しました。ベトナムはこれらの問題に関する30件あまりの決議の作成に参加し、人権への世界各国の認識向上に貢献しています。 ベトナムの地位向上 これまでベトナムは地域と国際場裏で活躍する一方、国連人権理事会理事国を務めていることは全方位外交政策の成果を示すとともに、国際社会におけるベトナムの地位向上に寄与してきました。 また、ベトナムは国連人権理事会の事理国46カ国とオブザーバー諸国との友好協力関係を緊密化させています。 任期終了まであと1年しか残っていませんが、ベトナムは多くの試練と困難に直面しながらも、人権に関する対話の促進や国益の保護、外交活動の促進に取り組んでいます。この2年間で収めてきた成果を発揮し、ベトナムは事理国としての最後の一年間で力を尽くして、国民の幸福、繁栄のために尽力していきます。 ご感想 提出する 他の情報 全国各地で民族大団結の祭りを祝う ベトナム グローバルな問題の解決に貢献 G20サミット:ベトナム 世界の差し迫った課題解決に責任共有 国家発展を支える団結の力