ベトナムが世界経済へ広範に参入し、第4次産業革命が推進している背景の中で、女性実業家をはじめ、女性が取り残されないように、チャンスと試練を見極める必要があります。これは17日、ベトナム商工会議所の主催によりハノイで行われた「ウーマン・ウィル（Womenwill）ベトナム・第4次産業革命における女性」をテーマとしたシンポジウムの主な内容です。

ウーマン・ウィル は、テクノロジーにより女性が直面する問題の解決を目指す Google のアジア太平洋地域全体の取り組みです。

情報交換からインスピレーションまで 女性実業家を支援

「ウーマン・ウィル：ベトナム・第4次産業革命における女性」をテーマとしたシンポジウムではグーグルの案内により、専門家や女性実業家は第4次産業革命における女性の役割について様々な情報を交換しました。科学技術省所属科学技術に携わる企業と市場開発局のファム・ドゥク・ギェム副局長は「現在、中小企業の所有者の中に女性の割合は25％しか占めていないが、ベトナムの経済発展に重要な貢献を果たしている。そのため、イノベーションとスタートアップに取り組んでいる女性をさらに支援する必要がある」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「ベトナムの科学技術省はスタートアップ生態系を作る際に次の3つの問題の解決を重視しています。第一は女性の解放やジェンダーの平等に役立つ製品を作り出す活動を支援すること。第二は女性が担当するイノベーションプロジェクトを支援すること。第三は女性労働者を多く雇っている企業のイノベーション・プロジェクトを支援するということです」

女性実業家が障壁を越えるための支援対策

このシンポジウムは女性が自分のスタートアップに関する経験を交換する場となりました。専門家らは科学技術を駆使した女性は試練を乗り越えることができるとしました。また、シンポジウムでは女性実業家が仕事に直面する試練を乗り越える対策が出された他、経営におけるジェンダーの平等の促進がもたらす利益が明らかにされました。

シンポジウムの代表は第4次産業革命は繁栄した経済に対する人々の信念をもたらすと共に貧困で立ち遅れた国々に大きなチャンスをもたらすという見解で一致しました。