(VOVWORLD) - 今日6月11日はホーチミン主席が愛国競争のアピールを発してからちょうど70周年となる日です。この機にチャン・ダイ・クアン国家主席は「愛国競争運動を促進し、祖国の建設防衛任務の遂行に原動力をかける」と題する記事を執筆しました。
1945年8月革命は勝利を収め、ベトナム民主共和国が誕生しました。当時、誕生したばかりのベトナム民主共和国は革命事業の保護、飢餓一掃、識字教育、侵略者との闘争など様々な問題の解決に力を尽くさなければなりませんでした。こうした事情を踏まえ、ホーチミン主席は愛国競争のアピールを発した際、「ベトナム人一人一人はどんなことをしていても早くかつ効果的にする必要がある。愛国競争運動は困難を解決し、敵の陰謀を失敗させることに役立つ」と強調しました。
ホーチミン主席の愛国競争のアピールに応え、ベトナム国民は団結して、困難を乗り越え、革命事業の保護に尽力してきました。
愛国競争運動、革命事業に貢献
クアン国家主席は記事の冒頭でベトナムの革命事業に対する愛国競争運動の大きな貢献を強調しました。この70年間、愛国競争運動は全国民の総合的な力を発揮し、様々な成果を収めてきたとしています。
フランス植民地主義者との闘争時期に「飢餓、文盲、侵略者の撲滅」や「抗仏戦争のためのコメの供出」など労働者、農民、知識人、民兵の様々な愛国競争運動が行われました。その後はアメリカ帝国主義者との闘争期に、軍隊、農民、労働者、青年の様々な愛国競争運動が展開され、人民各層に労働、生産、戦闘に励むよう激励しました。また、これらの運動は南部完全解放、国家統一に導いた1975年のホーチミン作戦の大勝利に貢献したといえます。
国家統一以来、特にドイモイ=刷新事業が開始されてからこの30年あまり、愛国競争に関するホーチミン主席の思想は創造的に適用され、労働者に祖国の建設防衛任務の遂行に尽力するよう働きかけました。
工業化現代化と国際社会への参入を推進
クアン国家主席によりますと、この70年間、愛国競争運動で収めてきた成果を発揮するため、今後、各省庁、部門、レベルは人々に競争表彰活動の大きな役割への認識を向上させ、愛国競争を工業化現代化と国際社会への参入を推進するための原動力に位置づける必要があるとしています。また、愛国競争運動の内容、形式、組織方法などを刷新し続け、党建設、綱紀粛正、ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動、汚職・浪費防止対策と連携させなければならないとしています。
さらに、競争表彰活動は生産経営に従事する人々と僻地、離島、国境地域に住む人々、少数民族出身の人々に集中する必要があります。その他、民族解放闘争やベトナムの建設発展事業に大きく貢献した国外在留ベトナム人、及び国際友人を重要な対象者に見なさなければなりません。
記事の末尾でクアン主席は「愛国競争は革命事業を促進する大きな原動力となり、社会主義国家を建設するための重要な措置である。愛国競争に関するホーチミン主席の思想はベトナムの全党、全国民、全軍の祖国建設防衛事業を照らし続けるであろう」と強調しました。