バクザン省に派遣されたダナン市の医療関係者

4月の下旬に始まった新型コロナの第4波の震源地であるバクザン省とバクザン省、及び、保健省の呼びかけに応じて、全国各地から数千人の医療関係者がこの2つの省に派遣されました。5月30日、中部ダナン市は、10人からなる医師団をバクザン省に派遣しました。医師団の団長グエン・タン・フンさんは次のように話しました。

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「今回、バクザン省に赴いてバクザン省の新型コロナとの闘いに参加することができることは栄誉です。バクザン省が第4波を乗り越えるように微力ながらも全力を尽くしてゆきます。これは、ダナン市の相互支援精神の現われです。ダナン市は第3波で大きな困難に直面してきましたが、各地からの大きな支援によって、全ての困難を乗り越えたからです。」

これに先立つ5月28日、ホーチミン共産青年同盟中央委員会はバクザン省とバクニン省の人々に必需品を提供するため、「愛を分かち合ってパンデミックを乗り越えよう」という運動を発動しました。この運動で集められた必需品は、ハノイピックアップトラッククラブにより無料でバクザン省とバクニン省に運ばれています。このクラブのメンバー ゴック・アイン・ズオンさんは次のように話しました。

（テープ）    

「今回の第4波では、バクザン省とバクニン省だけでなく、各病院や集中隔離施設、封鎖されている地区に多くの品々を運んでいます。一日に平均2、3回ぐらい運んでいますよ。クラブのメンバーは新型コロナ予防対策を徹底させながら、この作業を誇らしげに行っています。」

バクザン省のライチを買っているハノイ市民

一方、ハノイでは、封鎖されているバクザン省の農民を支援するため、この省の農産物を買う人が多くなっています。あるハノイ市民の話です。

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「バクザン省の農民たちは小の外へ出て農産物を売れないので、微力ながらも、彼らを助けたいと思って、バクザン省の農産物を優先的に買っています。多くの市民がバクザン省の農産物を買えば、かなりの消費となりますからね。」

他方、ベトナム最大の移動体通信事業者であるベトテルはバクザン省とバクニン省のお客さんを対象に、5月25日からデータ利用料をゼロにすることにしました。また、同社は新型コロナとの闘いに先頭に立っている人の携帯電話代も無料にすることにしました。