(VOVWORLD) -この20年間、国の工業化近代化事業における幹部育成戦略に関する第8期党中央委員会第3回総会の決議を実施してから、国内外の情勢は多くの変化を見せました。才能と道徳を兼ね備えた幹部育成は差し迫った課題となってきました。
ハノイで開催中の第12期ベトナム共産党中央委員会の第7回総会で、党と政府が託された任務を果たせる各レベルの幹部育成という議題について協議が集中的に行われています。
これによりますと、2020年をめどに、ベトナムは才能と道徳を兼ね備えた人材戦略と幹部育成に関する国家プログラムの研究、作成を完成します。
現在、ベトナム共産党、政府、中央と省レベルの各部門、機関、団体の指導者を務めている戦略的な幹部の数はおよそ610人います。
幹部育成に関する認識向上
この20年間、国の工業化近代化事業における幹部育成戦略に関する第8期党中央委員会第3回総会の決議を実施してから、国内外の情勢は多くの変化を見せました。才能と道徳を兼ね備えた幹部育成は差し迫った課題となってきました。
第12期ベトナム共産党中央委員会の第6回総会は幹部育成に関する党と政府の政策や主張を学習、貫徹することに関心を寄せる必要があると強調しました。これと同時に、幹部の採用、育成、幹部の人事異動を引き続き刷新しなければならないことを明らかにしました。ハノイ市党委員会のゴ・ティ・タイン・ハン( Ngo Thi Thanh Hang) 副委員長は国家レベルの幹部職員の採用センター設立研究について次のように語りました。
(テープ)
「国家レベルの職員採用センターの設立を検討する必要もあります。第12期ベトナム共産党中央委員会の第6回総会の決議はそれぞれの地方の条件に見合うため、各地方行政府の幹部や職員の採用は各地方行政府に委託するということを定めました。この政策を実施すれば、各地方行政府は幹部や職員の採用に高い責任を持つようになると思います」
幹部育成に多くの突破口が切り開かれる
ハノイで開催中の第12期ベトナム共産党中央委員会第7回総会で、中央組織委員会のファム・ミン・チン委員長は「党と政府が託した任務を果たせる各レベルの幹部育成という草案の主な目的は幹部育成事業を引き続き刷新して、各レベルの幹部育成に力を入れるということである」と強調しました。
これに従って、各レベルの幹部の才能や知恵を最大限に活用できるように平等な環境を作り出すと共に才能ある人材の発掘、育成を行います。この問題に関して、国会の文化・教育・児童・青少年委員会のファン・タイン・ビン( Phan Thanh Binh) 主任は次のように語りました。
(テープ)
「幹部の人事異動はプロフェッショナルなものでなければなりません。仕事を立派に果たせれば、賞賛されますが、誤った行為をした場合、法律に則って処分されます。政治分野においても、プロフェッショナルな人材は重要な意義を持っています」
革命のいかなる成敗は幹部の能力に頼っています。そのため、新しい情勢を前にして、ベトナム共産党は国の建設発展事業の要求に応えられる幹部育成に関する決議を早期に提出する必要があることでしょう。