新型コロナウイルス感染症が複雑に推移していることを前に、先頃、グェン・スアン・フック首相は各部門、機関、地方に対し、この感染症の制圧にさらに参加すると共に、全国民に対し、医療部門と各地方の行政当局の勧告を遵守するよう呼びかけました。

フック首相の呼びかけに応じて、ベトナム国民一人ひとりは新型コロナウイルス感染症の危険性を自覚した上で、本人と家族、及び、社会共同体の健康保護を目指す対策を厳格に実施しています。

この日々に、全国各地にあるすべての村、地区で、村人民委員会や区人民委員会委員長が祖国戦線、婦人会、共産青年同盟、警察と共に、それぞれの世帯に赴き、新型コロナウイルス予防対策を案内、広報しました。すべての人々が家を清潔に掃除したり、外出する時、マスクを着用するなどが注意されています。

特に、発熱や咳などの兆候があった場合、医療機関に通知するよう留意されました。これにより、それぞれの人々は感染症への予防対策を深く認識できるようになりました。ハノイ市ハドン地区に住むドウ・ホアン・ベトさんは次のように語りました。

（テープ）

「私自身は家族の人々に対し、マスクの着用や手洗いなどを常に注意しました。特に、人数が多く集まる活動には参加しません。それぞれの人々は感染症への予防意識があれば、新型コロナウイルスの制圧に寄与できるでしょう」

グェン・スアン・フック首相は新型コロナウイルス感染症への予防に寄与するため、国民一人ひとりはお金があればお金を、力がある人は、力を出すよう呼びかけました。この呼びかけに応じて、多くの人々ができるかぎりこの予防対策に寄与しています。

その中で、ハノイ市のグェン・カー・チャク小学校2年生のレ・ミン・トエくんは、自分がこれまでに節約してきた50万ドン、約20ドルを新型コロナウイルス予防にあたっている人々に支援するため寄付することを決定しました。トエくんは次のように語りました。

（テープ）

「新型コロナウイルス感染症が広がっていることにより、多くの人々は大変です。国の指導者や医師、人民軍の兵士や幹部、公安部隊などすべての人々はこの感染症の予防に日夜を問わず取り組んでいます。本当に、これらの方々に感謝の気持ちを持っています。そのため、マスクや食材を買うため、このお金を政府に寄付します。」

トエくんのこのような行動は全ての人々に対し、政府と力を合わせて新型コロナウイルス感染症予防対策に取り組むようというメッセージを送るものと言えることでしょう。