(VOVWORLD) - 3月8日は国際女性デーです。これは女性の地位向上や、ジェンダー平等のための闘争を推進し、家庭、社会コミュニティに対する女性の貢献を顕彰するチャンスとなっています。
ベトナムで党と国家は常にジェンダー平等の推進に関心を寄せ、その実現にあらゆる手を尽くし、多くの成果を収めてきました。その中で、国会議員と各レベルの人民評議会議員の女性候補者と当選者に関する目標の達成は重要な課題となっています。
2015年の国会議員と人民評議会議員選挙法には正式な候補者名簿に入る女性の割合は少なくとも35%を占めると規定されています。
ベトナムの女性国会議員の割合、162カ国・地位で65位
去る2月4日、UNDP=国連開発計画が発表した「人間開発報告書2020年版によりますと、ベトナムの女性国会議員の割合が162カ国・地域の中で65位に立っています。女性国会議員は2016年から2021年期のベトナムの発展事業で重要な役割を果たしています。第14期ベトナム国会の議長は女性であり、女性国会議員の割合は26.7%となり、22.8%という世界の平均割合を上回っています。また、この任期に女性国会議員3人は政治局に入り、9つの地方の党委員会委員長は女性です。国会社会問題委員会のブイ・シ・ロイ副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ジェンダー平等法とジェンダー平等推進戦略を良好に実施してきました。これは女性の役割が高評されたことを示しています。また、女性幹部の育成・活用に関する党と国家の主張・政策の正しさが強調されました。」
女性の国会議員は知恵と経験を生かし、法律制定や監視活動、国の重要な課題の決定などに積極的に参加しています。例えば、2016年10月の第2回国会の経済社会討論会で発言に立った女性議員は22.1%、2017年10月の第4回会議では22.34%、2018年10月の第6回会議では23.86%に達しています。女性議員が提出した複数の意見や提案は法律の改正・補足の基礎となりました。中部高原地帯テイグエン地方のザライ省選出の国会議員であるKsor H’Bo Khap氏は次のように話しました。
(テープ)
「国会議員が直面する圧力は幹部に問題を分かりやすく伝えるとともに、住民を説得するため、どうすればよいかということです。住民から情報を入手した際、関係機関に伝えたうえで、住民の正当な願望を理解してもらう必要があると思います。」
一貫した政策
政治分野における女性の地位向上は重要な課題となって、ジェンダー平等の推進に関する目標を実施し、持続可能な発展、国際参入の要求に応えることが狙いです。生前、ホーチミン主席は「社会の半分は女性で占められている。女性が解放されないと人間の半分が解放されないことである」と強調しました。ベトナム共産党が創設されてからこの90年間あまり、女性の活躍推進に関心を寄せ、ジェンダー平等の推進を目指し、複数の決議や指示を出してきました。ハノイ市選出の第14期国会議員であるチャン・クォク・カイン氏は次のように語りました。
(テープ)
「いなかる時期にも党はあらゆる分野における女性の重要な地位・役割を認め、国家機関の適切なポストに女性を配置しました。党と国家は常に女性の能力開発に有利な条件を作り出しています。」
ベトナムは第15期国会議員に選出される女性の割合を国会議員総数の35%を占めるという目標を設定しました。これは国の発展事業における女性の潜在力の発揮を目指すとしています。