(VOVWORLD) - 母国から遠く離れて住んでいるベトナムの人々は旧正月テトが近づくと故郷と家族団らんの雰囲気を懐かしく思います。
旧暦の年末になると、国外在留ベトナム人の多くが仕事を棚上げして、家族と一緒に伝統的お正月テトを楽しむために、帰国します。
この間、ハノイのノイバイ国際空港とホーチミン市のタン・ソン・ニャット国際空港はテトを迎えるため、一時帰国する国外在留ベトナム人で込み合っています。彼らは故郷に帰国して、幸せな気持ちを味わっています。
8年間にわたり、日本に在住していたグエン・フエン・トゥオンさんは毎年、テトが来ると仕事を休んで、およそ2週間帰国し、家族と一緒にテトを過ごします。今年、トゥオンさんは例年より、早く帰国しました。彼女は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムに帰国するたび、気持ちが高ぶっています。空港に着つと、家族愛が湧いてきます。家族と離れている人たちはテトの時、帰省することを希望しています。」
旧正月テトは、母国から離れて住んでいるベトナム人にとって家族団らんが図られる機会であるだけでなく、祖国ベトナムの文化、風俗習慣への理解を深めるチャンスでもあります。イタリア在住ベトナム人のリタ・ゴさんは長年にわたり母国を離れていますが、帰国するたびに、嬉しい気持ちが湧いてきます。リタ・ゴさんはテトを過ごすため、ベトナムに帰国するのは今回が5回目です。リタ・ゴさんの話です。
(テープ)
「今回、息子と一緒に帰国しました。息子は初めてベトナムでテトを楽しむことができます。彼は祖父母とともに家を飾ったり、テトの花市場に行ったりできて、嬉しいでしょう。また、家族の愛情に溢れた雰囲気の中でテトを過ごすことができ、素晴らしいですよ。」
現在、ベトナム人450万人あまりは100の国と地域に暮らし働いています。党と国家は国外在留ベトナム人をベトナム民族から切り離せない一部分、また、国の発展事業に大きく貢献している重要な力と見なしています。国外在留ベトナム人に関連する作業が常に重視されており、毎年、国外在留ベトナム人を対象にテトを祝うイベントが開催されています。これは重要な意義がある活動であり、国外在留ベトナム人と祖国を緊密に結び付ける働きがあるとしています。