グエン・フー・チョン党書記長・国家主席

開会式で、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長・国家主席は第12期党中央委員会の報告を読み上げました。この報告書はこの数年における国の発展事業の成果を明らかにすると共に、今後の国の発展任務を定めました。

第12期党中央委員会の報告は第13回党大会に提出される文献の準備、第12回党大会と、この35年間で実施してきたドイモイ事業の総括、第13期の任期と向こう数年の任務を定めるという3つの内容に言及しました。

党大会の文献は党と国民の知恵の結晶

第13回党大会に提出される文献の準備作業について、チョン党書記長・国家主席は「この2年間、各小委員会は中央から地方までの研究機関と緊密に協力して、報告書の作成に全力を尽くしてきた。これらの報告書は共産党の幹部や党員だけでなく、全国民から寄せられてきた意見を研究、選定した上で作成された」と明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「党大会の文献の準備は周到に行われました。文献作成のため、理論と実践を適用し、民主性の発揮を基礎に伝統的価値を継承しながらも、新しい価値を取り入れます。党大会の文献は本当に全党と全国民の知恵の結晶です。」

幾度もの任期にわたる努力

第12回党大会と35年間に実施してきたドイモイ事業を総括した際、チョン党書記長・国家主席は過去5年間を含め、ドイモイ事業を実施してきたこの35年間、ベトナムは大きな成果を収めてきたと明らかにし、次のように語りました。

（テープ）

「我が国が今日のように発展し、国際社会におけるベトナムの地位が今日のように高くなったのは過去になかったものと言えます。これは長年にわたり、全党、全軍、全国民が取り組んできた結果です。また、これは社会主義へ進むというベトナムの主張は正しいもので、時代の発展の流れに合致することを示しています。ベトナム共産党が提唱したドイモイ政策は創造的で正しいものと言えます。共産党の指導はベトナム革命のあらゆる勝利を左右する要素と言えます」

今後の発展方向

第13期の任期と向こう数年の任務について、チョン党書記長・国家主席は今後も引き続きドイモイ事業を実施してゆくことを強調した上で、5つの指導方向を貫徹させるよう要請しました。その5つの方向の一つについて、チョン氏は次のように語りました。

（テープ）

「最も重要なことはマルクス・レーニン主義、ホーチミン思想を堅持した上で、これらの思想を創造的に運用、発展させること、民族独立と社会主義という目標ドイモイ路線、党建設に関する原則を堅持すること、国際法を基礎に国家と民族の利益を確保し、平等、協力、互恵を基礎に社会主義国家であるベトナムの建設防衛事業に全力を尽くすということです。これは原則的な問題であり、社会主義制度の建設にとって死活的な意義を持っています」

このように語ったチョン氏はベトナムは党建設と綱紀粛正、社会主義法治国家の建設、経済成長モデルの改革、インベンション・イノベーションなどあらゆる任務の実施に全力を尽くすと明らかにしました。また、正しい政策を実施しながら、民族大団結の力を発揮するベトナムは今後も新しい成果を収め、社会主義へ着実に進んでゆくと強調しました。