新たな発展段階における国外在留ベトナム人の力を発揮
これまで、109の国と地域に暮らし働いているベトナム人450万人は団結を強化し、様々な成果を収めてきた上で、所在国の発展に貢献しました。新たな発展段階に入って、国外在留ベトナム人はあらゆる分野で祖国ベトナムに貢献をし、強固で、民主、公平、文明的なベトナムの建設に尽力する決意です。
ベトナム共産党と国家はドイモイ=刷新事業を進める傍ら、国外在留ベトナム人の所在国への参入に有利な条件を作り出しています。先頃、ハノイで開催された第12回党大会決議には「国外在留ベトナム人はベトナム民族から切り離すことができない一部となっている」ということが改めて確認されています。党と国家は国外在留ベトナム人に対し、架け橋としての役割を果たし続け、新たな段階における祖国の発展にさらに貢献していくよう期待しています。
祖国に心を向ける
旧正月テトを前に国内外に住んでいるベトナムの人々は第12回党大会の成功を歓び、大会後、国は大きな好転を見せていくとの確信を表明しました。先頃、欧州駐在ベトナム実業家協会のホアン・マイン・フエ会長はグエン・フ・チョン共産党書記長と会見した際、次のように話しました。
(テープ)
「第12回党大会の成功をとても喜んでいます。党、国家、国民は刷新を進め、国際社会への参入を強化する決意があると実感できました。ドイモイ事業は必ずや成功すると信じます。一方、党と国家は我々国外在留ベトナム人に関心を寄せ、ドイモイ事業に直接参加させるよう希望しています。国外在留ベトナム人コミュニティの団結を強化すると確約します。」
一方、ハンガリー・ベトナム関係のための基金のファン・ビック・ティエン会長は第12回党大会決議に国外在留ベトナム人の役割が高く評価されることや党と国家は国外在留ベトナム人に有利な条件を作り出していることを受け止め、次のような意見を述べています。
(テープ)
「第12回党大会決議は国外在留ベトナム人をベトナム民族から切り離すことができない一部であることを強調しました。これは私たちにとって大きな励ましとなっています。また、国外在留ベトナム人の保護問題も取り上げられました。党と国家は必要な場合、国外在留ベトナム人を保護する方針を明らかにしましたが、これは正しい立場だと思います。これにより、党、国家と国外在留ベトナム人との関係は緊密化されることでしょう。」
新たな発展段階を歩む
これまで国外在留ベトナム人は困難にありながらもそれを乗り越え、生活の安定化を図った上で、祖国の発展に貢献し、所在国における役割を高めてきました。新たな段階において、様々な困難や試練が浮上しています。「国民が豊かで、強固な国、公平、民主、文明的な社会づくり」という目標を実現するためには民族の大団結が必死の要素となっています。去る1月30日、グエン・フ・チョン共産党書記長は国外在留ベトナム人の代表と懇親会を行なった際、このことを強調しました。チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「国外在留ベトナム人は第12回党大会の各種報告に様々な意見を寄せました。開会式と閉会式で私は世界各国に在留しているベトナム人の皆さんに感謝しました。大会決議には工業化現代化は必至の課題であり、国家、民族の利益を第一義にするべきであるとしています。また、国家と政治システムを健全化し、民族大団結を強化しなければなりません。これは発展の原動力となります。」
新年に入り、国外在留ベトナム人は祖国が大きな進展を遂げ、国際社会への参入を促進できるとの確信を表明しています。