(VOVWORLD) -新型コロナウイルス感染症が世界で複雑に推移し、ベトナム中部ダナン市とクアンガイ省における新たな市中感染者が確認されたことを受け、ベトナムの各地方と関連各機関は、断固とした措置を持って、新型コロナ対策と疫病の抑制に向けた決意を固めています。
新型コロナ対策を討議する会合の様子 |
ダナン市は、一連の新型コロナ対策を断固とした措置をとることを決定しました。中でも、7月26日13時から保育園に対し一時休園にすることや、オフィス、学校、病院以外の公共の場における30人以上を集めることを禁止し、大勢の人々が集まる祭り、宗教活動、スポーツ試合、イベント、及び、娯楽施設、カラオケ、バー、美容院などの必要のないサービスを経営する施設の活動、14日間にわたる観光活動を一時的に停止する措置などがあります。
一方、首都ハノイ市では、同市人民委員会委員長は、26日に、市内にある全ての会社、企業、機関に対し、緊急公電を送りました。その中で、体温の測定、公共の場でのマスクの着用を厳格に実現し、集団隔離施設での検査、監視を強化するよう求めています。
南部ホーチミン市人民委員会は、同市の各局、部門、地方、居住地に公文書を出し、その中で、新型コロナ対策の強化を指導しました。
他方、北部クアンニン省人民委員会は、各局や、部門、地方に対し、新型コロナ対策、特に不法入国者の検査などを厳守するよう求めています。
クアンニン省人民委員会のダン・フイ・ハウ副委員長は次のように語りました。
(テープ)
「クアンニン省は、国境警備部隊、公安部隊、税関職員に対し、不法入国対策を目指して、国境地域での管理、検査、監視を強化するよう指導しました。特に、観光地や、宿泊施設などは不法入国者を検査しなけばなりません。」
その一方で、国境警備司令部は、北部の6省ランソン、ライチャウ、カオバン、ラオカイ、ハーザン、クアンニンと南部のアンザン、テイニンの各省での新型コロナ対策の緊急検査を行うため、8つの作業部会を発足しました。
そして、交通運輸省は、陸路総局、航空局、鉄道局、海運局、内陸水路局、各省と中央直轄都市の交通運輸局に対し、緊急公文書を出し、その中で、旅客輸送手段での疫病対策の強化を求めています。