クアンチ省ビンリン県ビンタイ村の有権者と同省選出国会議員団との会合の光景=Thanh Thủy-TTXVN
20日からハノイで、第14期国会第2回会議が開幕します。会議を前に、全国各地では、国会議員と有権者との一連の会合が行われました。
法律に基づき、国会会議の直前と直後に、国会議員は、有権者の意見や提案に耳を傾けるために、有権者と会合を行うことになっています。国会議員は、全国有権者の意志や願望を代表する人であり、有権者と緊密に連携して、国会と関連各機関に有権者の意見や提案を忠実に伝えなければなりません。そこで、国会議員は、有権者との会合により、自らの任務と権限を遂行することが出来るからです。国会議員と有権者との会合は、様々な形で開催されます。例えば、有権者の個人、またはグループと会合や接触などです。
国会議員との会合への参加者の拡大
今回、国会議員と有権者との多くの会合は、以前の区、県の本部に変わり、村や町で開催されました。そのため、会合に参加する対象者は拡大されるようになりました。一つの会合には、その居住地の住民を代表するおよそ200人が参加します。会合で、有権者らは法制定、持続可能な環境保護、経済発展など国のマクロ問題をはじめ、貧困解消や、新農村作り、雇用創出など現地の身近で、差し迫った問題などについて意見を出します。
有権者の意見を集約して、国会に詳しく伝え
今回の有権者との会合で、国会議員や地方行政の代表は、貧困解消や新農村作りなどの多くの意見に回答しました。国会議員らが有権者との会合で直ぐ回答をしたことは有権者から認められ、高く評価されています。ハノイ市選出国会議員団のゴ・ズイ・ヒエウ副団長によりますと、有権者との会合には、国会議員は勿論ですが、ハノイ市の行政府や関連各部門の代表も参加し、有権者が出した直接関連する質問に回答しました。これは今回の会合の刷新の一つであるとしています。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のド・ズイ・チュオン元副議長は次のように語りました。
(テープ)
「国会会議の前後に有権者との会合を頻繁に行うことは前向きな兆しであると思います。また、その後、これらの会合を評価することは重要なことです。これは、有権者との会合の質を向上すると同時に、実際の状況を反映するからです。」
一方、国会請願委員会のブイ・グェン・スイ副委員長は「今後、国会議員と有権者との会合の効果向上を目指し、また、国会議員が有権者から更なる多くの意見や提案に耳を傾ける為に、国会常務委員会、政府、及びベトナム祖国戦線中央委員会幹部会間の決議を発効する必要がある。」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「国会議員と有権者との会合の内容や、やり方などを規定する必要があります。そうすれば、こうした会合がもっと多くで行われるようになり、全国の有権者から様々な意見を集約することが出来るからです。」
国会議員と有権者との会合が頻繁に行われることは、国会の活動の効果向上に寄与することです。