(VOVWORLD) -ベトナムにおける新型コロナの第3波は、迅速に制圧されるようになりました。全国民は、疫病対策を厳守しながら、旧正月テトを楽しむことができました。
2021年1月末ごろ、ベトナム国内の幾つかの省、市で新型コロナの市中感染者が確認されてから、中央から地方までの政治システム全体や、人民軍などは、力を合わせて、疫病対策に努力してきました。その結果、ベトナムにおける新型コロナの第3波は、迅速に制圧されるようになりました。全国民は、疫病対策を厳守しながら、旧正月テトを楽しむことができました。
国際共同体から認められる成果
検体採取の様子 |
複数の国や威信のある国際組織は、ベトナムが新型コロナウイルスのパンデミックを最も効果的に制圧した国・地域の一つであると評価しています。
2月23日付のアメリカのビジネスや技術ニュースの専門ウェブサイト「ビジネスインサイダー(Business Insider)」は、オーストラリアのシンクタンクであるローウィー研究所が発表した世界98か国・地域の新型コロナウイルス感染症への対応力ランキングを掲載しました。ランキングでは、ベトナムの総合評価は90.8点で、94.4点得点のニュージーランドに次いで世界2位となりました。
このウェブサイトは、「新型コロナウイルスの感染が最初に拡大した国との国境線を共有しているものの、ベトナムが疫病の抑制を成功させたことは、誇りに思うべきだ」と認定しました。
一方、ベトナム駐在国連事務所コーディネーターのカマル・マルホトラ氏は、「ベトナムに疫病対策の成功をもたらす3つの要素があった。それらは、感染経路の追跡、検体採取、及び、明確な予防対策ガイドラインとなっている。その他、外国からベトナムに入国した全ての人々は、国の指定した施設で隔離されるべき。ベトナムの国民は、ニューノーマル(新常態)の条件の中で生活している一方、社会的距離措置の導入やマスクの着用などを勧告されている。」と明らかにしました。
さらに、マルホトラ氏は、国連に上程したある報告書の中で、ベトナムの疫病対策を高く評価しました。
自信を持って、二重の任務を遂行している
2021年初頭の数日間に、ベトナム政府は、疫病対策と経済回復を両立させるという二重の目標の効果的な遂行に向けた2件の決議を発布しました。政府の指導の下で、各省庁、部門、地方は緊密に連携して、生産・経営活動の困難を解決すると共に、経済成長を促すために、財政、金融などに関する政策を効果的に実現することになっています。また、各省庁、部門は、国民や企業に対し、生産経営の再開、疫病の影響による被害の克服などを集中的に支援しています。
2020年の疫病を制圧した経験と結果で、ベトナムの全党、全国民、全軍は、今回の疫病対策の成功に自信を持っています。現在、ベトナムでの新型コロナウイルス感染症は効果的に制圧される一方、生産・経営活動は維持されています。
疫病の影響をあまり受けていなかった地方では、生産・経営活動は確実に維持されるだけでなく、急速に発展しています。その一方で、疫病を直接に影響された分野である観光経営や、娯楽サービスなどは、困難を発展の好機に変えています。
全党、全国民、全軍が二重の目標の遂行を断固として実現することで、ベトナム政府が打ち出した2021年の経済社会に関わる目標は達成できるはずです。