第10回愛国競争大会・愛国競争運動の新たな節目

(VOVWORLD) -来たる 9日と10日の両日、ハノイで「団結・創造、祖国建設・防衛のための競争」をテーマにした第10回全国愛国競争大会が行われます。

これは重要な政治的出来事であり、愛国競争運動で優れた成績を収めた労働者を顕彰し、民族大団結の力を発揮し、今後の経済社会発展任務を完遂させることが狙いです。

今回の大会にはおよそ2千人の代表が参加し、その中に「労働英雄」や「人民武装勢力の英雄」称号を持つ人々、53の少数民族の代表や新型コロナ対応に大きく貢献した人々、「優秀な少年・児童」などがいます。

競争運動、経済社会発展の原動力

第9回全国愛国競争大会が行なわれてからこの5年間、愛国競争運動は全国各地で繰り広げられ、形式と内容が刷新され、様々な形で行われてきました。これらの競争運動は経済社会発展、政治的安定、社会秩序の確保の原動力となっています。

また、優れた成績を収めた複数の団体と個人が表彰され、効果的なモデルが繰り広げられ、人民各層の潜在力と創造力を活用し、ドイモイ=刷新事業に大きく貢献してきました。

一例を挙げると、「全国民は貧しい人々のために、力を合わせ、誰一人取り残さない」という運動などはコミュニティの団結を発揮し、ベトナムが他の国々に先駆けて、国連のミレニアム開発目標の第1目標である貧困解消目標を達成したこと、貧困世帯の割合が2016年の9.2%から2020年には3%以下に減少したことに寄与しました。

一方、「ベトナム企業の参入と発展」という運動は投資経営環境の改善、企業の困難の解決、スタートアップ企業の支援、貿易振興、技術刷新などの活動で具体化されました。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のゴ・サック・トゥック副議長は次のように語りました。

(テープ)

「 今日の成功は全党、全国民、数百万人の労働者、農民、実業家、知識人、社会の全てのメンバーの努力により収められたものです。戦争時代に、団結と愛国競争により、独立を勝ち取りましたが、平和時代に、団結と創意工夫により、発展を遂げています。」

民族大団結の力を発揮

第10回全国愛国競争大会は人文的意義があり、ベトナム民族の貴重な伝統や道徳をアピールし、民族大団結の力を芽生えさせるものです。

大会ではあらゆる分野での競争運動が発動されるとともに、「全国民は新農村づくりで力を合わせよう」や、「全国民は貧しい人々のために、力を合わせ、誰一人取り残さない」、「ベトナム企業の参入と発展」、「幹部、公務員、職場文化を実現」といった4つの重要な競争運動が「ホーチミン主席の思想、道徳を見習おう」運動と連携され、進められる方針が打ち出されます。ホーチミン国家政治学院の高級講師であるブイ・ディン・フオン准教授は次のように語りました。

(テープ)

「競争は民主性を発揮し、党の指導の下に置かれる必要があります。これにより、国民の知恵、役割を最大限に活用することができると思います。党の指導と国民の力に依存しない限り、成功を収めません。」

これまで愛国競争運動で収めてきた成果と第10回全国愛国競争大会で採択される決議は競争運動に新たな原動力をつけ、今後の発展目標の実施に着実な土台をつくるでしょう。

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