(VOVWORLD) - 2月1日午前、ハノイでベトナム共産党第13回全国代表大会の閉会式が行われました。席上、グエン・フ・チョン党書記長・国家主席は演説に立ち、「大会の成功は全党、全軍、全国民に大会決議を具体化させるよう、鼓舞する」と強調しました。
閉会演説の中で、チョン党書記長・国家主席は第13回党大会の成果として重要な文献が採択されたことや道徳と才能を兼ね備え、党と国民が委託する任務を全うする能力がある党員200人からなる第13期党中央執行委員会が選出されたことを挙げました。チョン党書記長・国家主席によりますと、今大会で採択された文献は理論と実践の総括、全党、全国民、全軍の知恵、意志、願望を基礎に作成されました。これらの文献は35年間にわたるドイモイ=刷新事業、30年間にわたる1991年綱領、10年間にわたる2011年の綱領、2011年~2020年期の経済社会発展10か年戦略の実施状況を評価し、2021年~2025年期の経済社会発展5か年計画、2030年までの方向、2045年までのビジョンを定めました。チョン党書記長・国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「大会は、政治報告に盛り込まれた新たな発展段階における総合的な目標の実施に向けての全党、全国民、全軍の意志と行動の一致を示しました。それらは党の指導力、戦闘力の向上、党と政治システムの健全化、党、国家、社会主義制度に対する国民の信頼の強化、幸福で繁栄した国づくり、民族大団結の力の発揮、ドイモイ=刷新事業や現代化事業の推進、祖国の防衛、平和で安定した環境を維持するという標です。また、21世紀半ば、ベトナムを社会主義志向の先進国へと発展させる目標も設定されました。」
このように語ったチョン党書記長・国家主席は今大会で国の迅速でかつ持続可能な発展、祖国建設防衛事業を全面的に指導するため、重要な主張や政策が討議・採択されたと明らかにしました。また、ベトナム共産党はマルクス・レーニン主義、ホーチミン思想を堅持し、それぞれの段階におけるベトナムの実状に相応しく適用するとともに、民族独立を社会主義と結びつけ、「豊かな国民、強固な国、民主的で公正な文明社会づくりを目指すとしています。さらに、党の綱紀粛正、政治システムの健全化を進め、ベトナムの実状と発展方向に見合うような路線、政策の策定と実施に際し、党の本領、指導力、支配力を発揮させなければならないと訴えました。
そして、チョン党書記長・国家主席は「第13回党大会が党の規約に従って厳格に行われ、基準を満たした優秀な人物を第13期党中央執行委員会に選出した。第13期党中央執行委員会は全党、全国民、全軍を指導して、大会決議を具体化させるという重要な任務を委託された」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「大会の成功は全党、全国民、全軍にあらゆる困難と試練を乗り越え、チャンスを活用して、ベトナムを社会主義志向の高所得国へと早期に発展させるよう鼓舞します。各レベルの党委員会、組織、幹部、党員に対し、全国、全国民、全軍に大会の成果を宣伝啓もうする一方、大会決議や文献を研究、貫徹させたうえで、大会決議を具体化させるため、行動計画を作成するとともに、愛国競争運動を発動し、インベンション・イノベーションの精神を発揮し、あらゆる困難や試練を乗り越える決意を固めるよう要請します。」
チョン党書記長・国家主席は全党、全国民、全軍、および国外在住ベトナム人に対し、愛国心、
自力の精神、民族大団結の力を発揮し、第13回党大会決議を精力的に実施するよう呼び掛けています。