第132回IPU総会のロゴ
2週間後に、ハノイでIPU=列国議会同盟の第132回総会が開催されます。現時点で、総会への準備作業はほぼ終了しています。
豊富な議事内容
第132回IPU総会の成功を確保する最も重要なのは、議事内容です。今回の総会では、本会議、常設委員会、女性議員会議、若手議員会議を含む67の会議と、66の個別会見が行われる予定です。「言葉から行動へ持続可能な開発目標」をテーマにする第132回IPU総会は平和、民主、進歩及び社会公平に関するメッセージを送りたいのです。これらの内容を準備する為には、ベトナムは各国議院が共に関心を持っている地域と国際問題の協議を提出しており、IPUから承認されました。また、ベトナムは、同総会で採択される決議案とハノイ宣言に意見を提出しました。この文献は今年8月に立法機関の最高指導者による会議に本格的な文書として提出される他、IPUの重要な文献として今年9月の国連総会に送付される事になります。
第132回IPU総会実行委員会委員長のトン・ティ・フォン国会副議長は次のように語りました。
(テープ)
「2015年は国連のミレニアム開発目標の実施プロセスを総括し、持続可能な開発目標の遂行に着手する重要な節目となっています。また、これは、各国議会が自らの役割や見解を示す時点でもあります。」
総会の安全確保
第132回IPU総会は、ベトナムにとってかつて大規模な外交活動となります。総会には、34名の議院議と、国会議長、31名の議院副議長、国会副議長などが参加する予定です。そこでは、総会の安全保障が重視されています。各小委員会は、IPU事務局と連携して、安全保障、外交、疫病予防対策、食品衛生などを良好に進めています。グェン・シン・フン国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「総会開催の最中及び前後に、平和で友好的な光景を作り出す必要があります。総会出席者らの安全を確保しなければなりません。」
その一方で、実行委員会は、第132回IPU総会に際し、外国語が堪能な数百人の学生ボランティアを選びました。それらのボランティアの一人であるグェン・ザン・チュエンさんは次のように語りました。
(テープ)
「第132回IPU総会を準備する為に、私たちは、数回もわたり訓練するなど、関連資料をもらいました。国の大規模な出来事に初めて参加することから、この仕事は重い責任であると認識しています。私と他のボランティアたちは、ベトナムの歴史認識と外国語能力の向上に取り組んでいます。」
ベトナム国会が第132回IPU総会の準備作業を積極的に行っている事はIPUの活動に対するベトナムの責任を示しています。グェン・シン・フン国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム国会は、列国議会同盟から、ハノイでの第132回IPU総会の開催を託しました。ベトナム国会と政府は、この総会の準備作業を積極的に行なっています。第132回IPU総会が良好に成功すると信じています。それを通して、ベトナムは2015年以降の世界の持続可能な開発に寄与すると同時に、国際社会へのベトナムの全面的な参入プロセスに印を記すことが出来ます。」
第132回IPU総会を成功させる事は、国際コミュニティーにおけるベトナムの役割向上に寄与することでしょう。