21日午前、ハノイで、第14期国会第3回会議が4週間の議事日程を終え、閉幕しました。今回の国会では経済社会発展する上で残された問題の解決に向けて多くの重要な法案や決議案が採択された他、監視活動も多くの進歩が見られたとされています。

今国会は「刷新、団結、創造、国と人民の利益のための行動」という精神が示され、法律制定と監視活動に関する有権者の願望を反映する多くの率直な意見が寄せられました。

メイン活動は法律制定と監視活動の刷新

第14期国会第3回会議は2013年憲法の体制化、社会主義を志向する市場経済に関する法律の完備、経済構造の再構築を行い、経済社会発展に強固な法的基礎を作り出し、新しい情勢の要求に応えるため、重要な意義があるものとされています。今国会は法案や決議案の討議や採択に多くの時間を割きました。具体的に、12件の法案、12件の決議案が討議、採択された他、6件の法案に意見集約が行われました。

今国会で採択された法案や決議案がいずれも人権や市民権、生産経営活動、経済社会の指導活動にかかわる重要なものです。中には、技術移転法、中小企業支援法、信用機関の不良債務の処理決議などがあります。

注目すべきことは信用機関の不良債務処理決議は2017年8月15日に発効することは不良債務の処理に法的基礎を作り出すものとなります。中部クアンビン省選出のグェン・ゴック・フォン( Nguyen Ngoc Phuong) 国会議員は次のように語りました。

（テープ）

「今国会で採択された決議と法案は社会の要求に基本的に応えると思います。その中で、信用機関の不良債務処理決議を始め、いくつかの決議は重要なものです」

これらの決議案と法案を採択できるため、国会議員はきちんと研究、討議を行いました。南部ビンフォック省選出のトン・ゴック・ハイン( Ton Ngoc Hanh) 国会議員は次のように語りました。

（テープ）

「国会議員は責任感を高めて、意見を集約するため、関連資料の研究、収集に取り組んだ結果、採択された法案の質は大きく向上しました。そのため、これらの法案の実施可能性が高まっています」

一方、今国会での質疑応答の質的向上を目指し、この日程を3日間延長されました。

民主主義的討論、能動的指導

今国会では意見の相違が残された問題に関して、直接対話が行われたことや、多くの国会議員が意見を寄せるチャンスがあったことなど、国会運営が改善されました。中部高原地帯テイグェン地方のラムドン省選出のグェン・バン・ヒェン( Nguyen Van Hien) 国会議員は次のように語りました。

（テープ）

「今国会では意見を寄せた国会議員の数が多く増えました。討議の時間を伸ばすことで、国会議員と政府や関連各部門や機関は詳しく問題点を討議し、よい対策を見出すようになりました。このように、次回の国会では質疑応答の時間は３日間だけでなく、さらに伸ばすことを望んでいます。」

今国会では団結、創造、人民の利益のための行動という精神がさらに発揮され、有権者と全国民の願望に応えられると言えることでしょう。