米国大統領選を巡る問題


アメリカ大統領選挙の投票日は来年11月8日に予定されていますが、現在、その関連活動が活発に行われています。アメリカの民主党と共和党は勝利を収めるために全力をあげて取り組んでいます。


米国大統領選を巡る問題 - ảnh 1
(写真:http://motthegioi.vn)

年初から、両党は候補者探しを始めましたが、数日前、ヒラリー・クリントン前国務長官や、共和党のマルコ・ルビオ上院議員が、立候補することを正式に表明しました。


候補者

民主党のヒラリー・クリントン前国務長官は12日、インターネットのビデオメッセージを通じて、立候補を表明しました。党内では初の立候補者で、指名獲得の最有力候補とみられます。立候補は党予備選でオバマ大統領に敗れた2008年以来2度目で、アメリカ史上初の女性大統領を目指します。

一方、共和党のマルコ・ルビオ上院議員は翌日、地元フロリダ州マイアミで演説し、大統領選挙に立候補することを正式に発表しました。ルビオ氏は 「新たな『アメリカの世紀』に向け、我々の世代が引っ張る時が来た」と語り、若さと清新なイメージを武器に大統領選に臨む姿勢を示しました。同党有力候補で立候補表明したのは3人目です。


選挙の焦点

クリントン前国務長官は14日、勝敗を左右する激戦州とされる中西部アイオワ州を訪れ、ヘッジファンドの幹部給与や税率などを批判、中間層支援を重視する姿勢を鮮明にしました。クリントン氏は同州モンティセロで学生や教員との小規模な討論会を開き、選挙に向けて米国民との「対話」を始めたい意向を表明しました。

一方、両親がキューバ移民のルビオ氏は、かつてキューバ難民がアメリカへの入国手続きを受けた歴史的な建物「フリーダム・タワー」で演説し、「バーテンダーの父とメイド の母の息子が権力や特権を持つ親の息子と同じ夢や未来を持つことができた」とし、「アメリカン・ドリーム」が実現できる国にすると訴えました。


劇的な争い

アナリストらが、クリントン氏に対し対抗候補を模索する共和党が早速「クリントン氏は信用できない」と批判を展開したことを取り上げ、今回の大統領選挙も毎回のアメリカ大統領選挙と同様、劇的な争いとなると予測しています。

また、共和党のテッド・クルーズ上院議員とランド・ポール上院議員、及び、父が第41代アメリカ大統領のジョージ・H・W・ブッシュ、兄が第43代アメリカ大統領のジョージ・W・ブッシュであるジョン・エリス・ブッシュなど有力者多数も既に立候補を表明していることから、現段階において今回の選挙の結果が予断を許さないとしています。

 

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