経済センサス基礎調査の効果を決定する要素である実業家と企業
(VOVWORLD) -この統計データは、それぞれの部門、職業、分野、経済にとって特別に重要な役割を持っています。というのは、これらのデータに基づいて、政府、各省庁、部門、地方、ひいては企業が、持続的かつ効果的な開発計画を立てることになるからです。
既にお伝えしましたように、 3月1日に、統計総局と計画投資省はベトナム全国規模で経済センサス基礎調査を始めました。この統計データは、それぞれの部門、職業、分野、経済にとって特別に重要な役割を持っています。というのは、これらのデータに基づいて、政府、各省庁、部門、地方、ひいては企業が、持続的かつ効果的な開発計画を立てることになるからです。
ハノイ市のハプロ工業団地にある段ボール製品を生産・経営している投資株式会社「HT Vina」は、2020年に、新型コロナウイルス感染症の影響で様々な困難に直面しましたが、安定的に活動してきました。およそ250人の労働者の仕事や、賃金、ボーナスは維持されています。この成功について、同社のド・スアン・トー社長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「原材料が不足したときに、当社は営業を一時停止せざるを得なかったという困難にありました。その時に、供給源の多様化や、備蓄量の増加などの対策を講じました。また、企業の現状や、統計局のデータに基づいて、私たちは、製品を多様化させる一方で、新規顧客を開拓しました。その結果、昨年、わが社の収益は2019年と比べ10%増加しましたよ。」
他方、北部ハナム省にあるカンミン・グループ株式会社のグエン・バン・ティエム社長は、「新型コロナによるパンデミックで生産過程を変えたことや、統計データなどに基づいて、企業は、長期的目標を設定した」と明らかにし、次のように語りました。
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「当社は、様々な措置で生産過程を変えました。例えば、創造能力の増加、生産コストの削減、原材料の大量備蓄、販売力の向上などです。会社の指導部は、国家の統計データに基づいて、来年の生産スケジュールを調整します。この場合、統計データはきわめて重要です。実業家である私たちは、投資額、機械、工場に関わる長期のデータに関心を持っています。」
企業共同体は、「政府の主張や政策は、それぞれの企業、分野、部門の短・長期計画を左右している」と認定しています。
統計総局のグエン・チュン・ティエン副局総長は次のように語っています。
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「今回の調査はオンライン方式で行われています。つまり、調査に参加する事業所や行政機関などは、電子調査票を利用したオンライン での回答が可能です。また、宗教施設、個人などは、電子アンケートをスマートフォンで回答することができます。」
経済センサス基礎調査を成功させるためには、それぞれの経済セクター、特に、実業家、企業などの責任ある参加を必要としています。