先頃行なわれたベトナムの第14期国会第1回会議と政府の7月月例会議で、グェン・スアン・フック首相は「建設的、清廉、行動する政府作り」に対する決意を示しました。
経済、社会発展に関するフック首相の指導は具体的であり、党と政府、国民対する首相の責任感を表しています。
困難をものともせず
フック首相はベトナムが発展のチャンスに恵まれていると同時に、多くの困難にも直面しているという事実を前にして、「建設的、清廉、行動する政府作り」という終始一貫した方針を強調しました。これは2016年~2021年までの経済社会発展計画の実施に大きく寄与するとされています。中部高原地帯テイグェン地方ザライ省選出のブイ・バン・クオン( Bui Van Cuong) 国会議員は次のように語りました。
(テープ)
「この任期内に、フック首相の指導の下、行政改革が進められ、企業を始め、人民各層の要求に応えられることを確信しています。フック首相は建設的、かつ、奉仕政府づくりに取り組むようにというメッセージを出しました。」
この目標を実現するため、新しい任期の政府月例会議で、フック首相は政府閣僚に対し、国家管理機関の役割を規定する議定を早急に制定するよう求めました。
建設的政府とはその政府が体制、法律、政策を良好に構築するということです。フック首相は各省庁に対し、各省庁の役割と任務を規定する議定の制定を今年10月まえに完了させる必要があることを要請しました。また、政府は公的資産の節約、税金の効果的利用に先駆ける決意表明をしました。
経済面において、フック首相は「今年の経済成長率を6.7%に達するという目標を実施するのは難しいですが、頑張っている。」と強調すると共に「外国投資プロジェクトの管理に関して、大規模な外国投資プロジェクトを点検し、環境保護や技術移転に関する公約を厳格に管理する」と述べました。また、政府は起業を推進し、民間企業や中小企業をはじめ、企業の発展に有利な条件を作り出すとの決意を表明しました。
政府の決意に対する世論の信念
フック首相の方針は世論からの支持を受けています。ホーチミン市選出のチャン・ホアン・ガン( Tran Hoang Ngan) 国会議員は次のように語りました。
(テープ)
「フック首相は国民に対する自らの決意を表明し、企業理念を作り出しています。これは経済発展をめざす中で、重要な意義があります。この任期における政府の指導を信じています」
一方、ベトナム商工会議所のブ・ティン・ロック( Vu Tien Loc) 会頭は次のように語りました。
(テープ)
「政府が発表した行動計画は経営環境に新風を吹き込んでいます。政府は経済成長率の向上に対する圧力がかけられているにもかかわらず、マクロ経済の安定化を第一にする決意を示しています。これは喜ばしいことです」
チャンスを掴んで、有利な条件を最大限に活用し、困難を克服することに対する政府の決意はベトナムが今後も引き続き発展する要素となることでしょう。