農産物の貿易振興活動

(VOVWORLD) -ベトナムで新型コロナウイルス感染症が基本的に制圧されている中で、ベトナムは農産物をピーアールするため、様々な貿易振興プログラムを展開しています。
農産物の貿易振興活動 - ảnh 1

現在、ベトナムの主な農産物として挙げられるのはコメや、コーヒー、ゴム、カシューナッツ、コショウ、お茶、果物と野菜、チャーというナマズ、エビ、木材と木工製品などです。その中で、コメ、コーヒー、カシューナッツなどは年間の輸出総額が10億ドルを超えています。ベトナムの農産物は世界160カ国と地域に輸出されています。

2019年、ベトナムの農林水産物の輸出総額が410億ドルを超えました。その中で、ベトナムの輸出総額のおよそ27%を占めていた中国は最大の輸出先です。次いで、輸出総額の21.9%を占めていたアメリカとEU=欧州連合などの順となっています。

現在、ベトナムはアジア地域で、農産物輸出大国の一つとなっています。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響により、現在、ベトナムの農産物の輸出は多くの困難に直面しています。

そのため、各地方と部門は様々な貿易振興活動を実施しています。商工省所属貿易振興局は「一村一品」プログラムで生産されている商品を始め、強みがある農産物の商標づくりを支援しています。

また、各企業は農民の困難を解決するため、輸出されていないいくつかの農産物の買上げを公約しました。ベトナムセントラ・グループのグエン・ティ・フゥオン副会長は次のように語りました。

(テープ)

「私達は農民と農業生産協同組合から農産物を購入しています。また、商工省に対し、中国へ輸出できない農産物を統計するよう提案しました。その統計結果を基礎に、農産物の国内での消費計画を作成します。」

一方、農業農村開発省は各部門や企業と緊密に協力して、農産物がスーパーマーケットで販売されるように、貿易振興活動を強化してきました。農業農村開発省のグエン・スアン・クオン大臣は次のように語りました。

(テープ)          

「5月に、私達は中東地域や、アメリカ、日本、ブラジルを始め、世界の多くの国々で貿易振興活動を展開しています。私達はベトナムの農産物の付加価値を高めるため、農産物の大量生産を行うと共に、加工産業をさらに発展させなければなりません。」

農民が直面している困難を解決するため様々な対策がとられていることにより、近いうちに、ベトナムの農産物輸出が回復されることが期待されています。

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