(VOVWORLD) - 先ごろ、行われた第14期国会第11回会議でベトナム政府の新首相と閣僚が選任されましたが、経験者と新人の新旧結合を示しました。これにより、21世紀半ばにベトナムが高所得国で社会主義を志向する先進国の一員になるという目標が達成されると期待されています。
ベトナム政府の新閣僚はいずれも地方や各省庁で多くの重要なポストを歴任し、経験に富んだ人々であると評されています。
任務遂行に尽力
新指導者を投票 |
第14期国会第11回会議で選任された閣僚らは新たなポストに就いたことを名誉と誇りに思うと語りました。彼らは第13回党大会決議に従ってドイモイ=刷新事業が全面的に推進されている背景の中で、それぞれの個人は刷新に尽力し、大きな変貌を見せなければならないとの共通の立場を確認しました。ホ・ドク・フォック財務大臣は次のように語りました。
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「今任期で私たちはあらゆる困難を乗り越え、経済発展を推進し、経済の競争力と抵抗力を向上させ、企業の発展を支援するとともに、国民の生活水準を改善し、収益の改善と維持に尽力しなければなりません。」
一方、ブイ・タイン・ソン外務大臣は第13回ベトナム共産党全国代表大会は「独立、自主、平和、全方位、国際関係の多様化、国際社会への全面的かつ広範な参入、各国の友人であり、信頼にたるパートナーになるという対外路線を打ち出した。ベトナムは国際法に従って、互恵を基礎に各国との協力を推進していく」と強調しました。
(テープ)
「第13回党大会決議を生活の中に具体化させ、パートナー国との関係の深化に活用する必要があります。各国との良好な関係を結ぶと平和で安定した環境を維持するでしょう。」
こうした中、文化スポーツ観光省のグエン・バン・フン大臣は「2021年~2026年期の文化発展戦略の作成を加速し、これを文化分野に対する国家管理ツールとして使うため、政府に提出する必要がある」と強調しました。また、国内観光の推進、観光発展への刺激策の実施に集中するとともに、新型コロナ収束後、外国人観光客の受け入れを準備しなければならないとしています。
世論の信頼
国内世論によりますと、新閣僚らは実用的な視点を持ち、第13回党大会が打ち出した路線、方向に見合うような具体的な目標の達成に向けて積極的に行動する人々であると評されています。また、ファム・ミン・チン首相と政府閣僚らは知恵と才能を最大限に生かし、前任期の成功を継承し、発展事業をさらに推進していくよう期待されています。北部山岳地帯バクカン省、バクカン市の住民の一人は次のように話しました。
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「新首相と政府は前任期の成果を継承・発揮するとともに、突破口づくりと刷新に尽力して、疫病対応と経済発展という二重の目標を達成し、第13回党大会決議に従って発展事業を強化していくと望んでいます。」
今後、ベトナムは多くのチャンスに恵まれる一方、新型コロナ対応や新世代の自由貿易協定の要求に応える経済改革、外国投資誘致、行政手続きの簡素化などに関する様々な試練に直面します。新政府は創意工夫を凝らし、あらゆる試練を乗り越え、発展を推進していくことでしょう。