(VOVWORLD) - 先ごろ、チュオン・ミン・トゥアン情報通信大臣は、ベトナム共産党機関紙「ニャンザン」に寄稿し、その中で、2017年における報道界の活動を総括し、「報道界は国の発展事業に多大に貢献している」と評価しています。
トゥアン大臣は、GDP=国内総生産が6・81%に達し、国会が定めた目標値を上回ったことや、新規設立企業数とその登録資金が過去最高となったこと、社会安全保障事業が確保されていることなど、2017年に収めたベトナムの印象的な成果を取り上げました。
トゥアン大臣 |
国と共に歩む報道界
その上で、「これらの成果は各マスメディアに時事問題として報道され、国民の関心を集めている」としています。
トゥアン大臣によりますと、各活字新聞、電子新聞、ラジオ・テレビを含むマスメディアは、良い行いや、人々の手本などを宣伝するとともに、官僚主義、汚職、浪費、管理活動の弱点、政策の問題点、不正競争などを強く批判していますが、これはジャーナリストの高い責任感を示し、党と政府の路線に合致しています。
これまで、報道界は常に、国の状況を真実に伝え、国と共に歩み、党の政策実施や、党内の団結強化などに大きく貢献しています。
汚職と断固として戦う報道界
また、「近年、汚職防止対策が積極的に進められ、グエン・フ・チョン党書記長をはじめ党政治局と中央執行委員会の決意を示している。この戦いにおいて、報道界は党、政府と力を合わせている」と明らかにしました。
トゥアン大臣は、「最近、幾人かの高級幹部の裁判が行われているが、これは、“法の支配”と“法の前の平等”という精神や、汚職との戦いにおいて報道界が制限していないことなどを示している。実際、報道界の活動は法治国家建設事業に積極的に寄与しており、ベトナムが汚職や、法律無視を決して容認していないことを立証している」としています。
さらに、「マスメディアは、汚職・浪費行為による損失を報じ、汚職防止対策の重要性に関する人々の認識を高めながら、その事業への全国民の参加を鼓舞している。これを通じて、党と国家、社会主義的制度に対する国民の信頼を強化している」と評価しています。
社会問題に対する報道界の役割に関して、トゥアン大臣は、「報道界の発展と地位向上は、ソーシャルネットワークで流されている有害情報防止対策にも役立っている。これを通じて、インターネットのメリットの効果的な利用とデメリットの削減が図られている」と強調しています。
最後に、トゥアン大臣は、「2017年、報道界は多大な成果を収め、国民の信頼を得ている。これらの成果を基礎に、今後も、報道界は自らの弱点を克服し、人民の人民による人民のための者として発展していくだろう」としています。