今年のベトナムのコメの輸出量はおよそ７００万トンで、輸出総額は40億ドルに達する見通しです。ベトナムのコメの輸出先の中では、EU＝欧州諸国のほか、インドネシアも有望な市場です。インドネシア駐在ベトナム商務部によりますと、３月２７日、同国が備蓄のために、ベトナムからさらに２００万トンを輸入することを決定しました。

また、税関総局の統計によりますと、年初2か月間に、インドネシアはフィリピンと中国に次いで、ベトナムの第3番目の輸出市場となりました。この2か月間で、ベトナムはインドネシアに14万4千トンを輸出し、その輸出額は６７３０万ドルに達しました。

商工省所属輸出入局のチャン・タイン・ハイ副局長は次のように語りました。

（テープ）   

「コメは農産物をはじめ、ベトナムの輸出品目の中で重要な品目です。近年、ベトナムのコメ輸出は数量と価格の面で上昇してきました。特に、この数か月間、ベトナムの輸出用のコメの価格は高い水準にあります。これは喜ばしいことです」

最近、関連省庁、機関はコメの輸出業者の活動に有利な条件を提示してきました。先ほどの商工省所属輸出入局のチャン・タイン・ハイ副局長は次のように語りました。

（テープ）

「ベトナムはコメの安定した供給先を確保しています。現在、中国、フィリピンなど長年ベトナムからコメを輸入している国は輸入を拡大しています。これにより、ベトナムは今年のコメの輸出量がおよそ７００万トンに達するという目標を遂行することができると思います」

商工省はコメの輸出活動に最も有利な条件を提示するため、省庁、部門、および関連機関と協力して、コメの輸出に関する政府の決定の作成、完備に尽力しています。これと同時に、２０３０年までのコメの輸出市場開発戦略を展開しています。